カンザス大がNCAAトーナメントで4回目の優勝 16点差逆転は史上最大

[ 2022年4月5日 13:38 ]

NCAAトーナメントで優勝したカンザス大の選手たち(AP)
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 全米大学バスケットボール男子のNCAAトーナメント決勝が4日、ルイジアナ州ニューオーリンズのスーパードームに6万9423人の観客を集めて行われ、中西部地区の第1シード、カンザス大が72―69(前半25―40)で東部地区第8シードから勝ち上がってきたノース・カロライナ大を下し、14年ぶり4回目の優勝を飾った。

 カンザス大は前半の14分すぎ、22―22から連続16失点を喫するすなど苦戦。しかし後半で47―29と巻き返し、68―69で迎えた18分39秒と19分38秒、この日15得点と10リバウンドをマークしたフォワードのデビッド・マコーマック(4年)が2本連続でシュートを決めて接戦をものにした。

 16点差の逆転は、1998年にユタ大を78―69で下したケンタッキー大の10点差を上回る決勝戦の史上最大点差。カンザス大はマリオ・チャルマース(元ヒートほか)、ダレル・アーサー(元ナゲッツほか)、ブランドン・ラッシュ(元ペイサーズほか)らを擁していた2008年以来の王座獲得となった。

 過去6回の優勝を誇るノース・カロライナ大は1985年のビラノバ大以来となる地区第8シードからの頂点到達を目指したが惜敗。3点を追っていた後半残り4・3秒、スローインを受けたカンザス大のダジュアン・ハリス(2年)がラインを踏んだために最後の攻撃権が巡ってきたが、同点を狙ってキャレブ・ラブ(2年)が正面から放った3点シュートはリングに届かず、5年ぶりの優勝を飾ることはできなかった。

 なお決勝戦での出場選手数はカンザス大が10人だったのに対し、5年ぶりの優勝を目指したノースカロライナ大は7人だった。

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