高木美帆 5種目出場の北京五輪 1000メートル前日は「食事も…お腹が受けつけていないような感覚」

[ 2022年4月5日 15:36 ]

笑顔で質問に答える高木美(撮影・木村 揚輔)
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 北京五輪の日本選手団主将を務め、金を含む4個のメダルを獲得したスピードスケートの高木美帆(27=日体大職)が5日、日本記者クラブで記者会見に臨み、悲願の個人種目での金に輝いた北京五輪・女子1000メートルを振り返った。

 北京五輪では、5種目に出場した高木。悲願の金メダルを獲得した、女子1000メートルは5種目の中で1番最後のレースだった。体には、相当疲労も溜まっていたようで、当時について「最後の最後で、前日や当日の食事なんかも緊張で喉が通らないんじゃなくて、お腹があまり受けつけていないような感覚があって…」と回顧。続けて「最初は『あした起きて、体がちゃんと動くのかな?』ってレース前の前日の夜とか感じるような気持ちもあったんですけど、日本からのメッセージで『最後まで戦っておいで』っていうような言葉を頂いて、スタートラインに覚悟を持って立つことが出来た」と試合を振り返った。

 また「本当に自分がすべきことに集中するのでいっぱいいっぱいで、それが逆に良かったのかな?というふうに思う」とコメント。「最後の1000メートルに関しては、1000メートルだけではなくて、オリンピック全体を通してやりきったなって感じられるレースと一日になったかなと思っています」と思い返した。

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