宇野昌磨「まだまだやりたいことがある。もっとうまくなれる」世界選手権も通過点

[ 2022年3月23日 06:17 ]

本番リンクで午後練習を行った宇野昌磨(撮影・長久保 豊)
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 23日開幕のフィギュアスケート世界選手権の公式練習が22日、フランス・モンペリエで行われ、平昌、北京五輪2連続メダリストの宇野昌磨(トヨタ自動車)が夜の本番リンク練習で調整。SP「オーボエ協奏曲」の音楽を流して、4回転フリップ、トーループの4回転―3回転、トリプルアクセルを着氷。その後はループ、サルコーの4回転などを降りた。「練習に関しては、これ以上ない、思い残すことない、やりきったという自信がある」と語った。

 北京五輪後はフリーの4回転フリップを演技後半に再び組み込んだ。演技後半だけの通し練習などで精度を高めてきた。競技へのモチベーションも高まる一方で「もっともっと自分は成長すると思っている。まだまだ自分はやりたいことがある、もっとうまくなれる」と手応えを感じている。

 ソチ、平昌五輪連覇の羽生結弦(ANA)や北京金のネーサン・チェン(米国)がケガで欠場する今大会だが、自らの演技に集中を注ぐ。今後への通過点として捉えており、「結果を残すというよりも、この練習をしてきたことによって試合でどうなるのかを自分で知りたい。それが今回は世界選手権であっただけで、誰が出るとか、どの試合だからと言うのはあまり考えてはいません」と率直な思いを語った。

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2022年3月23日のニュース