NBA得点王争いは史上空前のデッドヒート 0・24点差に3人

[ 2022年3月23日 14:54 ]

ブルズのトンプソンをかわしてシュートに持ち込むバックスのG・アデトクンボ(AP)
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 NBAは22日に各地で4試合を行い、バックスのヤニス・アデトクンボ(27)は地元ミルウォーキー(ウィスコンシン州)で行われたブルズ戦で25得点をマーク。今季の平均得点は前日の29・80からわずかに下がって29・72となった。

 試合はバックスが126―98(前半59―43)で勝って45勝27敗。東地区全体では3位の76ers、4位のセルティクスに0・5ゲーム差をつけて2位につけている。

 NBA得点部門ではレイカーズのレブロン・ジェームズ(37)が29・96で1位。2位は76ersのジョエル・エンビード(28)の29・83で、3位のアデトクンボが僅差でこの2人を追走している。残り試合は76ersが11で、レイカーズとバックスは10。現時点では0・24点以内に3人がひしめくという史上空前のデッドヒートとなっている。

 3選手がタイトルに絡んだ最少得点差はドミニク・ウィルキンス(ホークス)が30・3得点(30・25)でタイトルを奪取した1985年シーズンで、このときは2位のエイドリアン・ダントリー(ジャズ)とは0・42、3位のアレックス・イングリッシュ(ナゲッツ)とは0・45点差だった。

 ジェームズが得点王になると14年以来、7シーズンぶりで、37歳でのタイトル奪取はマイケル・ジョーダン(ブルズ=1997年シーズン)の35歳を上回って史上最年長となる。

 一方、ホークスのトレイ・ヤング(23)はニックス戦で45得点をたたき出して117―111(前半64―58)での勝利に貢献。40得点以上はデビューから4季目で25回目となった。

 40得点以上を記録した23歳以下の選手の最多回数はジョーダンの31回で、2位がジェームズの27回。ヤングは9月19日で24歳になるため、この記録に挑戦できるのは今季の残り10試合だけとなっている。

 なお西地区パシフィック2位のウォリアーズがマジックに90―94(前半38―46)で敗れて47勝25敗となったため、試合のなかったサンズ(58勝14敗)の2季連続でのディビジョン優勝が確定。地区全体1位となってのプレーオフ第1シード獲得へのマジックは残り10試合で「2」となっている。

 <22日の結果>
*マジック(20勝53敗)94―90ウォリアーズ(47勝25敗)
ホークス(36勝36敗)117―111*ニックス(30勝42敗)
*バックス(45勝27敗)126―98ブルズ(42勝30敗)
*ナゲッツ(43勝30敗)127―115クリッパーズ(36勝38敗)

 <個人得点部門上位(22日現在)>
 ▼1位=レブロン・ジェームズ(レイカーズ=29・96)
 ▼2位=ジョエル・エンビード(76ers=29・83)
 ▼3位=ヤニス・アデトクンボ(バックス=29・72)
 ▼4位=トレイ・ヤング(ホークス=29・20)
 ▼5位=ルカ・ドンチッチ(マーベリクス=27・91)

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