鍵山優真「目標が明確に頭の中で浮かんでいた」北京五輪から切り替え成功

[ 2022年3月23日 07:35 ]

<世界フィギュア2022>本番リンクで午後練習を行った鍵山優真(撮影・長久保 豊)
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 23日開幕のフィギュアスケート世界選手権の公式練習が22日、フランス・モンペリエで行われ、男子で北京五輪銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・星槎)が夜の本番リンク練習に参加した。SP「ウェン・ユア・スマイリング」の曲かけでは4回転サルコー、トーループの4回転―3回転、3回転半を全て着氷。ノーミス調整で好調を印象づけた。

 北京五輪後にモチベーションが低下することなく「すぐに切り替えられたかなと思います」と語る。「中京にいる時は(宇野)昌磨君と一緒だったり、あとは自分の目標が凄く明確に頭の中で浮かんでいたので、結構がっつり練習することができた」とも明かした。明確な目標については「フリーでループをステップアウトしてしまったりとか、コンビネーションがダブルになってしまったりとかあったので、今回はきっちり全部締めたいという思いがある」と話した。

 今大会の優勝候補の筆頭に挙げられるが、重圧はない。「今のところあまりメダルって考えていなくて、本当に自分のやるべきこと、まずはショートをしっかりとノーミスしなきゃなってすごく今思っている」と足元を見つめる。昨年は自らに集中して準優勝を果たしており、「同じ気持ちであまり緊張せずに頑張りたい」と自然体で挑む。

 中京大に合格し、来月からは大学生。「試合前にこんなことがあると気持ちがもやもやしちゃうので、この試合以外のことは全部終わったので集中できる」と笑顔で語り、「高校生というか普通にシーズン最後なので、悔いのないようにやりたい」と意気込んだ。

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2022年3月23日のニュース