女子テニスのバーティが電撃引退 全豪OP優勝から2カ月で“テニス人生”にピリオド

[ 2022年3月23日 12:01 ]

今年の全豪オープンで優勝したときのバーティ(AP)
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 今年1月に行われたテニスの全豪オープン女子シングルスで地元オーストラリア勢としては44年ぶりに優勝し、四大大会で3勝目を挙げていた世界ランク1位のアシュリー・バーティ(25)が23日、電撃引退を表明。SNSに「きょうは難しい1日で多くの感情がこみあげてきます。プロ選手としてだけではなく一人の人間としてずっと長い間、考え続けていました。どのように対応していいのかはわかりませんでしたが、みなさんやチームのメンバー、そして愛する人たちに自分がテニスから引退するということを告げることができるのは、自分にとってパーフェクトなやり方です」と投稿したもので、選手としての絶頂期にいる状態で競技から離れる決断を示した。

 「ここまで支えてくれたすべての人に感謝したい」と語ったバーティは24日に記者会見を行う予定。バーティは2019年の全仏、2021年のウインブルドンで優勝し、今年1月の全豪オープン決勝では米国のダニエル・コリンズ(28)に2―0で勝って、オーストラリア勢としては1978年のクリス・オニール以来の優勝を飾っていた。ツアーでは計27勝(シングルス15勝、ダブルス12勝)。ただし2014年の全米オープンの混合ダブルスでベスト8になったあと、「普通の十代の生活がしたい」としてテニスを離れ、2015年はクリケットの選手としてプレーしていた。

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