ロコ・ソラーレ準決勝進出! スイスに敗れ涙した20分後に韓国敗れ、劇的進出決定

[ 2022年2月17日 17:50 ]

北京五輪第14日・カーリング女子1次リーグ   日本4─8スイス ( 2022年2月17日    国家水泳センター )

16日の米国戦で勝利し笑顔の(右から)吉田夕梨花、藤沢五月、吉田知那美、鈴木夕湖も、17日のスイス戦に敗れる(撮影・小海途 良幹)
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 18年平昌五輪銅メダルで世界ランク7位の日本(ロコ・ソラーレ)は17日、北京五輪カーリング女子1次リーグの最終第9戦で世界ランク2位のスイスと対戦。4─8と勝利は収められず、通算5勝4敗となったが、同時刻で行われた他国の勝敗で、日本の準決勝進出が決まった。

 自力で準決勝進出を決めるには勝つしかない一戦にスキップの藤沢五月は「予選はスイス戦で最後ですし、どうあがいても過去の結果は変わることはない。“自分たちらしく”、そして日本代表らしい試合を最後までやって、みんなで笑顔で予選を終わりたいと思います」と強い決意を持って臨んだ。

 0─1で迎えた第2エンド。後攻で、藤沢がドローショットを決めて2点を奪う。2─2で迎えた第4エンド。ブランクエンドにしたかったが、藤沢がテークアウトできずに、スチールされ2─3とリードを許した。さらに後攻の第5エンドもブランクエンドを狙ったが、狙い通りに運べず、最終的には藤沢のラスト一投がナンバーワンストーンを取れず、2点を奪われて2─5で折り返した。

 「攻めていこう!」の声も挙がった後半戦。しかし、なかなか大量得点を奪える形ができない。後攻の第7エンド。藤沢のラスト一投。前半でミスが相次いだ藤沢の「そろそろ決めたい」の声に、吉田知那美が「時間があるからゆっくり投げて」の声で笑顔が戻り、しっかりと狙い通りのショットを決めて2点をとって4─5としたが、第9エンドに3点を取られ、最終第10エンドは4点を取れなくなった時点で「コンシード」を行った。試合後には4人で抱き合って涙を流した。

 同時刻で行われていた英国、カナダが勝って5勝4敗で並んだが、4敗の韓国がスウェーデンに敗退。当該対戦成績も1勝1敗で並び、ドローショットチャレンジ(DSC)の結果、日本と英国の準決勝進出が決まった。涙の敗戦から20分後のことだった。

準決勝は18日に行われる。

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2022年2月17日のニュース