渡部暁斗、後半距離へ「任された順番でベストを尽くしたい」ノルディック複合団体、日本前半飛躍4位

[ 2022年2月17日 18:04 ]

北京五輪第14日 ノルディック複合団体 ( 2022年2月17日    国家スキージャンプセンター )

ノルディック複合団体で日本の1番手で登場し、125メートルのジャンプを見せた渡部暁斗(AP)
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 北京五輪ノルディックスキー複合団体が17日行われ、日本は渡部暁斗(33=北野建設)、渡部善斗(30=北野建設)、永井秀昭(38=岐阜日野自動車)、山本涼太(24=長野日野自動車)の4人が出場し、前半飛躍4位。トップのオーストリアと12秒差で、後半の距離(20キロ)へ臨むことになった。

 日本の1番手で125メートルの109・1点だった渡部暁は「個人戦ほどいいジャンプを出せなかった」と悔しがった。それでも「最低限の無難なジャンプだった」とした。後半距離へ「任された順番でベストを尽くしたい」と、五輪は14年ソチ以降、世界選手権も17年大会以降、団体の表彰台を独占しているノルウェー、ドイツ、オーストリアの3強に立ち向かう姿勢を見せた。

 K点越え(125メートル)の133・5メートルの大ジャンプで124・5点をマークした2番手の弟・渡部善は「個人戦ではいいジャンプができなかったので、団体はやってやろうと思った。ちょっと力みはありましたけど、いいジャンプができた」と手応えを語った。94年リレハンメル大会以来28年ぶりのメダル獲得へ「上位3チームが凄いスピードで入ってくるので、置いてかれないようにしっかり付いて、メダルを目指したい」と意気込んだ。

 3番手を任された日本チーム最年長の永井は「個人戦で自分のやるべきことがうまくできなかった。昨日の公式練習で修正して、今日それがうまくできた」と自身のジャンプに納得。「自分の持てる力を全て発揮して、日本チームのメダル獲得に貢献したい」と完全燃焼を目指す。

 4番手の山本はK点越えの135メートルで121・4点に「練習よりもいいジャンプができた」手応えを感じつつも「自分のジャンプは良かった割には飛んでいかなかった」と不満げ。それでも4位の位置につけて臨む後半距離へ「ラージヒルのいいところをさらに引き出して、自分の走りができれば」と見据えた。

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2022年2月17日のニュース