白鵬 引退は30日に正式承認へ 年寄「間垣」の襲名を目指す

[ 2021年9月29日 05:30 ]

照ノ富士を下し、45度目の優勝を果たした白鵬。これが現役最後の一番となった
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 日本相撲協会は28日、史上最多の優勝45度を誇る横綱・白鵬(36=本名・白鵬翔、宮城野部屋)が27日に現役引退を申し出たことを受け、手続きを進めた。関係者によると、年寄資格審査委員会を経て、30日の定例理事会で引退が正式に承認される見込み。白鵬は年寄「間垣」の襲名を目指している。

 白鵬は19年9月に日本国籍を取得し、親方として相撲協会に残る資格を得た。引退後は宮城野部屋付きで後進の指導に当たる予定。将来的には独立する意向を持っており、都内に部屋を設立する準備をしているという。

 宮城野親方(元幕内・竹葉山)が来年8月に相撲協会定年の65歳になって師匠を退いた後は幕内・石浦、十両の炎鵬と北青鵬らの力士を譲り受ける見通し。

 進退を懸けた7月の名古屋場所では15戦全勝で優勝したが、3月に手術を受けた右膝の回復は進まなかった。周囲によると「もう十分にやり切った。横綱としての相撲は取り続けることはできない」と漏らしており、現役続行断念に至った。

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2021年9月29日のニュース