2メートル2、122キロ!規格外の19歳有望株・ディアンズ ラグビー代表合宿参加「NDS」入り

[ 2021年9月22日 05:30 ]

流通経大柏時代のディアンズ(中央)
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 日本ラグビー協会は21日、10月23日のオーストラリア代表戦(昭和電ド)などテストマッチ4試合に臨む日本代表候補を発表し、リーチ・マイケル(32=東芝ブレイブルーパス東京)ら39人が選ばれた。また、9月29日からの宮崎合宿に参加するナショナル・デベロップメント・スコッド(NDS=若手有望株)5人も発表。千葉・流通経大柏高出身で今年4月に東芝入りしたロックのワーナー・ディアンズ(19)が大抜てきされた。

 高校卒業から半年足らず。5月まで行われていたトップリーグの舞台すら踏んでいない19歳が、超英才教育を受ける。オンラインで会見に臨んだ男子15人制強化責任者の藤井雄一郎ディレクターは「次の世代を担う選手に経験を積んでもらいたい」とディアンズ選出の意図を説明。肩書こそ異なるが、39人と同じ環境に身を置き、代表のイロハを学ぶことになった。

 スケールの大きさは折り紙付きだ。昨年の花園出場時は公称「2メートル1、118キロ」だったが、この日発表されたサイズは「2メートル2、122キロ」と現在も成長中。生まれ育った王国ニュージーランドでラグビーを始め、父・グラント氏のNEC(現NECグリーンロケッツ東葛)コーチ就任に伴い中学2年で来日。以後は日本で楕円(だえん)球を追い掛け、大学進学という既定路線には乗らずに憧れのリーチが所属する東芝入りを決めた。

 国際舞台で躍進を続ける日本代表だが、長身ロックの不足は慢性的な悩みだ。サイズが魅力とはいえ、まだ高校レベルの実戦経験しかないディアンズは未知数。それでも藤井氏は「日本人にも代表の中にもいない(サイズ)。早い時期に招集して、いろんな経験をしてもらいたい」と期待を込めた。合宿中のパフォーマンス次第では正規代表に昇格の可能性もあり、「その辺は伝えている」とさらにハッパを掛けた。

 ニュージーランド国籍のディアンズは当然ながらオールブラックスになる資格も有するため、日本代表としても“先行投資”するメリットは大きい。もちろん一度ピッチに入れば実績も年齢も関係ない実力勝負の世界。大きな可能性を秘める19歳が桜のジャージーに袖を通す日は、予想より近いかもしれない。

 ◇ワーナー・ディアンズ 2002年4月11日生まれ、ニュージーランド・ウェリントン出身の19歳。小学校でラグビーを始め、父グラント氏のNECコーチ就任を機に来日して、つくばインターナショナルスクール(茨城)に入学。中学はあびこラグビースクールでプレーし、流通経大柏高に進学。花園では19、20年度と8強進出に貢献した。目標はニュージーランド代表ロックのブロディ・レタリック。2メートル2、122キロ。

 ▽ナショナル・デベロップメント・スコッド(NDS) 将来、代表に選出される可能性のある人材を育成するためのプロジェクトに招集されたメンバー。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチが、17年春にスーパーラグビーのサンウルブズに所属していない準代表クラスの選手を招集した際に初めて呼称を使用。その後、代表候補の呼び名として使用された時期もあったが、再び代表予備軍の呼称となった。

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