オリックスファン社長 W美酒だ!74歳王者が連覇誓う 11月日本グランドシニアゴルフ

[ 2021年9月22日 07:22 ]

日本グランドシニア連覇とオリックス優勝のダブルVを狙う上木、オリックス帽子をかぶってナイスショット
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 2019年の日本グランドシニアゴルフ選手権で初出場初優勝の快挙を演じた福岡市の上木政章(74=志摩シーサイド)が11月に開催される同大会で連覇(20年は中止)を目指す。本業は福岡市のラーメンチェーン「長浜御殿」の経営で、オリックスの球団帽子をかぶった小学生はラーメン1杯120円のサービスを45年も続けるバファローズびいきでもある。オリックスは25年ぶりのリーグ優勝へ向かって奮闘中。秋には自らのV2と合わせ“ダブル美酒”を味わうつもりだ。

 日本グランドシニアゴルフ選手権は70歳以上の男子アマチュアゴルファー日本一を決める大会。上木は2年前の2019年大会に初出場し、見事に優勝を決めた。初日は首位に3打差の79で9位。最終日は「73か、74で回れればチャンスも」と思ってスタートしたがイーブンで迎えた8番から3連続ボギー。18番もボギーとして76。「勝てるとは思わなかった」という。
 だが、三好カントリー倶楽部・東コース(愛知県)の固くて速い難グリーンに上位選手が次々とスコアを崩し上木に優勝が転がり込んだ。勝因は冷静なコースマネージメントだった。「三好のバンカーは目玉になりやすく難しい。入れないように気をつけた」。距離を欲しがってバンカーにはまりスコアを落とす選手とは対照的に、上木がバンカーにつかまったのは2日間36ホールでわずか1度。レイアップでリスクを回避した末の作戦勝ちでもあった。

 本業は福岡市でラーメンチェーン「長浜御殿」を運営するウエキフーズの代表取締役。50年前に市内長浜で自ら屋台を始め、5年後に店舗営業を開始。現在は5店舗を抱える。あっさりシンプル系の豚骨スープにしっかりとコシのある細麺が特徴のラーメン(1杯490円、価格はすべて税込み)で人気だが、「オリックス帽子をかぶった小学生はラーメン120円」のユニークなサービスでも知られる。
 上木の屋台時代、近くにあった阪急ブレーブス(当時)の遠征宿舎から選手が顔を出すようになり親しくつきあった。中でも2番打者の外野手、大熊忠義とはウマが合った。1号店開業の際は阪急にちなんだサービスがしたいと、大熊の背番号12に合わせて阪急の帽子をかぶった小学生に120円の割引きを始めた。それから45年、値段はずっと据え置きで現在も続行中。毎月12日には各店でラーメン、餃子が200円というサービスも大熊の背番号つながりだ。
 熱烈に応援するオリックスは96年(当時ブルーウエーブ)以来25年ぶりのパ・リーグ優勝に向けて奮闘中。目下は主砲・吉田正の離脱で苦戦中だが「CSまでに戻ってくれれば(日本シリーズ進出の)チャンスはあると思う」と望みをかけている。
 19年からの連覇がかかる21年日本グランドシニアゴルフ選手権は11月11、12日、神戸市の垂水ゴルフ倶楽部で開催される。「だれでも1回は勝てる、でも2回目が難しいと言います。いつもは試合前に1回、下見プレーをするぐらいですが今度は念入りにしようと思う」。10月初旬、11月初め、そして試合直前の3度、垂水での練習ラウンドを予定。V2に備えるつもりだ。
 神戸は阪急―オリックスの本拠だったゆかりの地。「体調をしっかり整えて臨みたい」。秋には自らのグランドシニア連覇とオリックスリーグ優勝のダブル美酒を味わうつもりだ。

 ○…上木がゴルフを始めたのは30歳。「ゴルフ場の会員権をおつきあいで買わされたのがきっかけ。せっかくだから始めようとクラブを握った」。95年に48歳で日本アマ出場を果たしたのを皮切りに96~97年日本ミッドアマ、01年日本シニアオープン、02~03、07~08、10、15年日本シニア、14~18年日本ミッドシニアと日本選手権挑戦を続け、16度目となる19年日本グランドシニアで日本一に輝いた。エージシュートは初めて69歳で68をマークしてから、74歳となった今年9月5、12日にいずれも74で回り通算53回達成している。

 ◆上木 政章(うえき・まさあき)1947年(昭22)5月31日生まれ。福岡県出身。74歳。福岡市立福岡商高(現福翔高)卒。飲食業の営業職や店長を経て24歳で福岡市中央区長浜でラーメンと餃子の屋台を開業。76年に1号店「長浜御殿長尾店」を開き、以降は毎年1店舗ずつ増やし、79年に4店舗目をオープン。2015年に本店(城南区堤)を構えた。現在は5店舗を運営するウエキフーズの代表取締役。

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