石川遼、米下部ツアー挑戦について語る 「1年間やってこそ、今の自分のリアルを知ることができる」

[ 2021年9月22日 15:37 ]

<パナソニックOP・練習日>9番、ヤーデージブックでグリーンの傾斜を確認する石川遼(撮影・井垣 忠夫)
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 男子ゴルフの石川遼(30=CASIO)が22日、国内ツアー、パナソニック・オープン(23から4日間、京都・城陽CC)の会場で、米下部ツアー、コーンフェリー・ツアー挑戦について初めて語った。

松山英樹(29=LEXUS)が主戦場とする米レギュラーツアーでは現在、翌シーズンの出場権を懸けた予選会は実施されておらず、米レギュラーツアーへ開かれたほぼ唯一の道がコーンフェリー・ツアーでポイントランキング上位に入ること。石川はこの米下部ツアーの来季の出場権を争う2次予選(10月19~22日、米カリフォルニア州))から挑戦することになる。

 「ホントに先のことを考えずに、自分のやりたいことをやってしまっているという状態ですね」

 今回の米下部ツアー挑戦を決断したのは今年6月の全米オープン出場後のこと。まだ15歳だった2007年5月のマンシングウェアKSBカップでアマチュア優勝し、プロ転向を決めた時と同様、自分で決めたという。

 「理由はいろいろ慣れるのは大事だなということ。ひと言で言えば環境。ゴルフも生活面も。レベルはレギュラーツアーであってもコーンフェリーであってもアメリカで試合を戦うことが日常になることが大事かな。1年間、コーンフェリーでやってこそ、今の自分のリアルを知ることができると思う」

 2013年に日本から米ツアーに主戦場を移した石川は腰痛などもあって2017年に米ツアーのシード権を失った。その際は「もう一度、日本で積み重ねてワールドランキングを上げて、また、帰ってくる」と米下部ツアー参戦ではなく日本ツアーへの回帰を選択したが、日本のゴルフ場の特異性なども考えて年に数回のスポット参戦では米レギュラーツアーで優勝という目標を達成するのは困難だと判断した。

 「アメリカでシード落ちして入れ替え戦もダメだった時も下部ツアーには出れたはず。でも行くのが嫌で日本に帰ってきました。今までのプロ生活の中で世間的に言う下積みというのが僕にはない訳です。ずっと華やかなところでやらせてもらいましたし。どこの国でも一番上のツアーでやるのが自分が求めてることですけど、メンタル的にこんなにも違うんだなと。当時は全く見えてなかったですね。今はコーンフェリーに積み重ねていく必要なものがあると思っています」

 10月12日時点の日本ツアーの賞金ランキングを現在の9位から5位以内に上げることができれば、2次予選が免除となり、最終予選会(11月4~7日)からの参戦となるが「そこはあまり考えてないですね。やるのなら2次からと今は思っています」と今回は下積みのさらに下積みから覚悟の渡米。予選会は田中剛コーチをキャディーに2人で転戦。来年1月開幕のコーンフェリー・ツアーに参戦するためまずは2次予選突破と最終予選での40位以内を目指す。

 石川は今週、パナソニック・オープン(賞金総額1億円、優勝賞金2000万円)に出場。前週のANAオープンでラウンド中に破損して涙した5Wは幸いヘッドが無傷だったためこれまでと同じシャフトとグリップを装てんして今週も戦力として活用する予定。

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