内村 離れ技次々成功「感触良い」体操本番会場で調整、強い冷房に苦笑いも

[ 2021年7月22日 05:30 ]

<男子体操練習>五輪会場で華麗な演技を見せる内村(撮影・北條 貴史)
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 体操男子の予選を24日に控え、種目別鉄棒で金メダルを狙う内村航平(32=ジョイカル)ら日本代表が21日、本番会場の有明体操競技場で調整した。

 内村はH難度「ブレトシュナイダー」、G難度「カッシーナ」、E難度「コールマン」と離れ技を完璧に成功した後に、D難度のひねり技で珍しく落下。「感触はめちゃくちゃ良かった。確認しないといけないのは離れ技の部分だったので」とし、「気が緩んでミスが出た」と自己分析した。

 初めて足を踏み入れた有明体操競技場の感触も上々だ。青基調の内装に、五輪マークが躍る。「会場自体、美しい。さすが五輪会場だな、と」。冷房が強く、「寒いです、めちゃくちゃ」と苦笑いを浮かべたが、「リオの時もそうだったので、しようがないかな」と意に介さなかった。

 団体、個人総合とフル稼働だった過去3大会と違い、今大会は鉄棒1種目のみに出場。自身の調整を終えた後は、「暇なんで。やることないじゃないすか」とチームメートの演技動画の撮影を買って出た。内村の元には、アドバイスを求めて次々に選手が足を運んだ。体操ニッポンの中心には、やはりキングがいる。

 《跳馬が団体総合連覇の鍵》団体総合連覇へ、跳馬が鍵を握りそうだ。あん馬で3人連続で落下するミスがあったが、チーム主将の萱は「跳馬がネックだと言われていて、合っていなかった」と振り返った。谷川も最高難度の大技「リ・セグァン2」には挑まず、「ケガをしないことが大事」と話した。ただ、4人全員、表情は明るく、橋本が「自分のペースでできた」と言えば、北園も選手村の生活について「楽しいです」と笑っていた。

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