国内復帰2戦目の渋野、ソフトボール日本代表の活躍を刺激に好スタート

[ 2021年7月22日 14:09 ]

<ゴルフ 大東建託いい部屋ネットレディース 初日>11番、ティーショットを打つ渋野日向子(撮影・西川祐介)
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 女子ゴルフの大東建託・いい部屋ネット・レディース(賞金総額1億2000万円、優勝賞金2160万円)は22日午前7時から北海道札幌市の滝のCC(6578ヤード、パー72)で第1ラウンドを行っている。

 今大会が国内ツアー復帰2戦目となる渋野日向子(22=サントリー)は午前8時20分に10番からスタートし、3バーディー、1ボギーの70をマークして首位に6打差の2アンダー、12位グループでホールアウトした。大東建託所属のホステスプロ・渡辺彩香(27)が8バーディー、ノーボギーの64をマークし、8アンダーで首位に立っている。

 2週間の隔離明けだった国内ツアー復帰戦の前週GMO&サマンサカップは予選落ちに終わったが、この5日間でパッティングなどの再調整を進めてきた渋野の調子は上向き。前半の13番パー4(351ヤード)ではピン手前から5メートルのバーディーパットを沈め、4番パー5(527ヤード)ではグリーン手前15ヤードのアプローチを50センチに寄せてバーディーを奪うなど、実戦感覚も徐々に戻ってきた。北海道特有の粘っこい芝が約3カ月間滞在した米国の芝質に似通っているのも「その時、経験したのでそれをちょっと頭に思い出しながら打ったりしてまし」と渋野にはプラスに作用しているようだ。

 そして、何より今の渋野の背中を押しているのがソフトボール日本代表の活躍。

 「きのう(21日)の女子ソフトボールのみなさんの勝利があったからこそ、きょうも頑張れましたし、あした以降も頑張れると思うので。私もみなさんのように楽しんでできたらいいなと思います。私も上野さんのようになれるよう頑張ります」

 22日に39歳の誕生日を迎えた、敬愛するソフトボール日本代表のエース・上野由岐子の勇姿を力に2日目以降、さらに上位を目指す。 

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