日本選手団が会見 金30個の目標は変えず サッカー南ア戦は「対策を講じて心配なく行われる」

[ 2021年7月20日 16:24 ]

福井烈団長
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 東京五輪開幕を前に日本代表選手団が20日、東京・有明のメーンプレスセンターで会見を開いた。福井烈団長は19日夜時点で236人が東京・晴海の選手村に入村していると明かし、「徐々に各国選手も増えてきたが、生活環境に大きな支障はない」とし、選手村滞在者に陽性者が出たことに関しても「組織委員会が適切な措置を行っていると理解している。引き続き感染症対策の徹底に努めたい」と語った。

 尾縣貢総監督は21日のソフトボールとサッカー女子から競技がスタートすることを受け、「ぜひチーム競技から日本選手団を活気づけていきたい」とコメント。18年に金メダル30個を掲げた大会目標については、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響で「数字が従来と同じ意味を有するものではないが、選手が与えられた環境でベストを尽くすことは何ら変わらない。目標そのものは変更することなく維持している」と不変とした上で、「従来とは環境が異なる。金メダル30個が最終目標ではなく、さまざまな制約の中でも、ひたむきに努力してきたことが評価されるべきと考えている」と強調した。

 サッカー男子の日本代表が22日の1次リーグ初戦で戦う南アフリカ代表は陽性者が2人、濃厚接触者が20日時点で18人と認定されている。対戦による感染のリスクを指摘する質問に対しては、選手団のコロナ対策責任者の土肥美智子氏が「組織委員会から手順は伝わってきている。見る限りでは対応が取られている。試合することは全く心配はないが、きちんと対策を講じていけば心配なく試合は行われると感じている」と答えた。

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2021年7月20日のニュース