大坂なおみVIP待遇「センターコート」初練習 カラフルなドレッドヘアで汗だく全快

[ 2021年7月20日 05:30 ]

本番会場で初練習する大坂(撮影・会津 智海)
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 東京五輪で金メダルを狙うテニス女子の大坂なおみ(23=日清食品)が19日、本番会場の東京・有明テニスの森公園で初練習を行った。当初は2番目に観客収容数の多い第1コートを使用予定だったが、最も規模の大きいセンターコートに急きょ変更。気温33度の猛暑の中、約1時間汗を流した。組み合わせ抽選は22日に行われ、競技は開会式翌日の24日にスタートする。

 ラケットを握る手は日の丸を連想させる赤と白のネイルで彩られていた。ピンク主体のカラフルなドレッドヘアにオレンジのシャツ。ど派手な姿で、大坂がセンターコートに姿を現した。当初は第1コートを使用予定だったが、急きょセンターコートに変更。会場到着後に申し入れ、受け入れられたもようだ。会場責任者も第1コートで到着を待ち受けており「私も知らなかった。今日は誰もセンターコートを使わないと聞いていた」と驚くVIP待遇だった。

 練習は午前11時から約1時間。気温33度の猛暑の中、ベルギー人のフィセッテ・コーチ、日本代表の吉川コーチとともに、ショットやサーブの感覚を入念に確認した。中村、茂木両トレーナーも見守り“チームなおみ”が集結。練習の合間にはスイカを食べて、水分とエネルギーを補給する“もぐもぐタイム”も設けられた。拠点を置く米国でトレーニングを積み、17日に来日。1日の休養を経て本格始動した。

 大坂は全仏オープン1回戦の勝利後にうつを告白し、2回戦を棄権。ウィンブルドン選手権も欠場し、TOKYOは約2カ月ぶりの実戦となる。第1シードのバーティ(オーストラリア)に次ぐ第2シード。試合勘に不安を残すが、多くの有力選手が欠場するため、チャンスはある。7日にマネジメント会社を通して出場を正式表明した際は「日本は私が生まれた国であり、大切な母国。日本代表として五輪に出場できることに誇りを持っております」とコメント。母国での挑戦が、いよいよ幕を開ける。

 【経過】▽5月27日 ツイッターで、3日後に開幕を控えた全仏オープンで取材に応じないことを表明。「アスリートの心の健康状態が無視されている」と説明。
 ▽30日 全仏1回戦勝利後の会見を拒否。罰金1万5000ドル(約165万円)を科された。4大大会の主催者は違反が続けば、全仏失格、他の4大大会で出場停止となる可能性を通告する異例の共同声明を発表。
 ▽31日 ツイッターで全仏の棄権を表明。「18年の全米オープン以降、長い間うつに悩まされてきたことが真実」と告白した。
 ▽6月1日 生活拠点を置く米国に戻る。
 ▽17日 マネジメント会社が28日開幕のウィンブルドン選手権を欠場すると発表。
 ▽7月7日 マネジメント会社を通してコメントを出し、東京五輪出場を正式表明。
 ▽8日 米タイム誌に手記を寄稿。「記者会見の形式自体が時代遅れ」と持論を展開した。
 ▽10日 ニューヨークで開催された米スポーツ専門テレビ局ESPNの表彰式に出席。「最優秀女子アスリート」を受賞した。
 ▽17日 来日。

 【展望】今大会は出場を見送る女子トップランカーが相次ぐ。世界4位のケニン(米国)、同5位のアンドレスク(カナダ)、同14位のアザレンカ(ベラルーシ)、同22位のケルバー(ドイツ)らは新型コロナの感染リクスを懸念。同25位の17歳ガウフ(米国)はPCR検査で陽性判定を受けて欠場を余儀なくされた。同10位ハレプ(ルーマニア)はふくらはぎの故障、同16位S・ウィリアムズ(米国)は、子供と世話係を日本に帯同できないことを理由に出場を断念した。

 優勝候補の筆頭は同1位で第1シードのバーティ(オーストラリア)。11日に閉幕したウィンブルドン選手権を初制覇して勢いに乗る。大坂は試合勘が不安視されるが、東京五輪は得意のハードコート。大会を通して調子を上げていければ、日本女子テニス初のメダルの可能性は十分にある。

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