コリン・モリカワ、全英初出場V メジャー2勝目「人生で最高の瞬間」

[ 2021年7月20日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー 第149回全英オープン最終日 ( 2021年7月18日    英国サンドイッチ ロイヤルセントジョージズGC=7189ヤード、パー70 )

優勝トロフィーを手に笑顔のコリン・モリカワ(AP)
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 コリン・モリカワ(24=米国)が通算15アンダーで初出場優勝を果たした。1打差2位から出て4バーディー、ボギーなしの66で回り逆転した。昨年の全米プロ選手権に続くメジャー2勝目で米ツアー通算5勝目。木下稜介(30=ハートランド)は64位から出て2バーディー、1ボギーの69で回り2オーバーで59位だった。

 モリカワが7~9番の3連続バーディーで抜け出し、ショットが乱れた10、15番は重圧のかかるパーパットを沈めた。クラレットジャグ(優勝トロフィー)を掲げ「人生で最高の瞬間の一つ」と感慨に浸った。

 日系の父、中国系の母を持つ。アマチュア世界ランキング1位に輝き、19年にプロ転向し6戦目で米ツアー初優勝した。パワーはないが、パーオン率は今季米ツアー1位とショットの精度が高い。
 全英オープンの初出場優勝は10人目。メジャー8戦で早くも2勝目だ。昨年の全米プロ選手権も初出場で勝っておりメジャー2大会を初出場で制したのは史上初の快挙となる。

 東京五輪でもメダル候補。「この2年という短い期間で成し遂げたことを振り返るのは難しい。もっと達成したいことがある」と向上心は尽きない。

 ◇コリン・モリカワ 1997年2月6日生まれ、米カリフォルニア州ロサンゼルス出身の24歳。カリフォルニア大バークリー校卒。19年プロ転向。同年バラクーダ選手権でツアー初優勝。20年全米プロ選手権でメジャー初制覇。五輪ランキング3位で東京五輪米国代表入り。1メートル75、73キロ。

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2021年7月20日のニュース