渋野 国内復帰戦「楽しめました」 46位発進も新スタイル納得

[ 2021年7月17日 05:30 ]

女子ゴルフツアー GMO&サマンサ・カップ ( 2021年7月16日    茨城県 イーグルポイントGC 6657ヤード、パー72 )

ギャラリーを引き連れラウンドする渋野(右)と稲見(撮影・西尾 大助)
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 約4カ月ぶりの国内復帰戦の渋野日向子(22=サントリー)は2週間の隔離明けとなるラウンドを71にまとめ、1アンダー、46位と本人納得のスタートを切った。先週のニッポンハム・レディースでプレーオフの末2位だった若林舞衣子(33=ヨネックス)ら3人が9アンダーで首位。渋野と同組で回った東京五輪代表・稲見萌寧(21=都築電気)が68で回り、4アンダーの10位の好位置に付けた。

 30度を超す猛暑の中、一番の大ギャラリーを集めた注目の第17組。21年東日本初お目見えの渋野は稲見、小祝との国内復帰戦を終始笑顔で楽しんだ。

 「すっごく最後まで楽しめました。暑くて溶けちゃうかと思いましたけど、ハハッ」

 2週間の隔離が明けたのは14日。その日に岡山の実家を出発。米国から帰国後、ゴルフ場で初めて球を打ったのは大会前日の15日だった。朝の練習場はダフりありトップあり。「メチャクチャ緊張した」と不安の中でのスタートだったが、2番で6メートルを沈めて幸先良くバーディーを奪うと平静さを取り戻し、5番では6Uの第1打をピン左1・5メートルに付けてバーディー。「縦の距離感が合ってきているのを実感できました」と納得のショットで一時は3アンダーまでスコアを伸ばした。

 米ツアー転戦中にもスイングの再現性を高める課題に取り組んできた。その結果、バックスイングはよりコンパクトに。今は米ツアーで実感した飛距離の差を縮めるためスイングにさらに改良を加える第2段階に入っている。「一人で考え込むより言葉に発した方が気持ちも楽だから」としたいスイング、打ちたい球筋などをキャディーの前で声に出してからプレーする新スタイルも始めた。

 2日目のテーマを聞かれると「プラスもっと強気のゴルフ」。攻めの姿勢で上位を目指す。

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2021年7月17日のニュース