金谷70で首位と6差 雪辱へ気合「もっとバーディー取りたい」

[ 2021年7月17日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー 全英オープン第1日 ( 2021年7月15日    英国サンドイッチ ロイヤルセントジョージズGC=7189ヤード、パー70 )

48位につけた金谷(AP)
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 昨年、新型コロナウイルス禍で中止となった第149回大会が2年ぶりに開催された。金谷拓実(23=Yogibo)は2バーディー、2ボギーで回り、永野竜太郎(33=フリー)とともに70で首位と6打差の48位につけた。東京五輪代表の星野陸也(25=フリー)は74で127位。10年大会覇者のルイ・ウェストヘーゼン(38=南アフリカ)が64で首位発進した。五輪代表の松山英樹(29=LEXUS)は新型コロナ感染の影響で欠場している。

 最終18番で深くて狭いポットバンカーにつかまるピンチを迎えたが、第3打を80センチに寄せてパーをセーブ。粘りのプレーでイーブンパーにまとめた。だが、金谷は不満の表情。「風が穏やかな中でバーディーチャンスが多かったのに、パットが決められなかった」と反省が口をついた。

 4番でカラーから7メートルをねじ込みバーディー先行。14番ではアプローチを20センチに寄せて伸ばした。しかし、穏やかな天候で47人がアンダーパーで回った第1日としては「バーディーが取れなかった」。東北福祉大の先輩・松山英樹のような世界のトップを目指しているだけに、自己評価はおのずと厳しくなる。

 東京五輪代表争いでは、一歩届かなかった。「落ち込んだ」と振り返るが、気持ちを切り替えて今年最後の海外メジャーに視線を向けた。前回出場の19年大会では1打及ばず予選落ちを喫し、そのリベンジを期す舞台でもある。首位とは6打差。「もっとバーディーを取りたい」と、まずは一つずつスコアを伸ばしていく。

 《永野イーグル「気持ち良かった」》海外メジャー初挑戦の永野は「ゴルフをやっていて気持ち良かった」と充実感をにじませた。序盤はティーショットが乱れ、ショートゲームでしのいだ。12番パー4では残り66ヤードから60度のウエッジでカップに放り込んでイーグル。「ワンピン以内に寄ればいいと思った。いい感じだった」と笑顔を見せた。上位を狙える位置だが「今の自分の実力をしっかり出したい」と足元を見つめた。

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2021年7月17日のニュース