国内復帰戦の渋野は88位で予選落ち「出直してきます」 4連続ボギーに「メンタルの弱さ痛感」

[ 2021年7月17日 16:04 ]

渋野日向子(撮影・西尾 大助)
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 女子ゴルフのGMOレディース・サマンサタバサ・グローバルカップ(賞金総額1億円、優勝賞金1800万円)は17日、茨城県阿見町のイーグルポイントGC(6657ヤード、パー72)で第2ラウンドを行った。

 首位に8打差の46位からスタートした渋野日向子(22=サントリー)は3バーディー、6ボギーの75とスコアを落とし、通算2オーバーの88位で国内ツアーでは2020年10月の樋口久子・三菱電機レディース以来となる予選落ちを喫した。約4カ月ぶりの国内ツアー復帰戦は不本意な結果に終わった。

 裏街道の10番からトップの組でスタートした渋野は11番パー5(539ヤード)で右ラフからの第3打をピン奥1メートルに付けて幸先良くバーディーを奪ったが、フェアウエーからの第3打をグリーン右に外した15番パー5(550ヤード)から4連続ボギーを叩き、大きく順位を下げた。

 予選通過へバーディーが欲しい終盤の6、7、8番では「縦の距離感が合ってきた」というショットで3メートル前後のバーディーチャンスをつくったが、これを立て続けに外して厳しい表情に。最終9番パー3(143ヤード)では第1打でグリーン左エッジから4ヤード地点にあるピンを果敢に狙っていったが、これをグリーン左の深いラフに打ち込んでボギー。予選通過は絶望的となった。

 <渋野に聞く>

 ――2日目のプレーを振り返って。
 「昨日よりもどうしても攻めたい気持ちがあったので、左ピンに対してのショートホールで二つミスをしてしまって。あと右ピンに対して右に落としてしまって。そういう大きなミスをしてしまったことによって凄く流れが悪くなってしまったので、まあ、悔しい気持ちはあるんですけどもう練習するしかないなと思いました」

 ――攻めたい気持ちとは具体的に。
 「個人的には左ピンの時はいいショットが打てれば、ピンに絡むぐらいの感じでショットをしたかったんですけど、昨日はそれが4~5メートル右に付くってことが多かったので、もうちょっと攻めていってもいいんじゃないのかなって。で、もう少しアグレッシブに。構えを左に向けるって感じでやってたんですけど、力んでしまって同じようなミスをしてしまうって感じでした」

 ――15番からの4連続ボギーの時は。
 「一番自分がやっちゃいけないミスを15番のサードショットでしてしまってやっぱ、そっからなかなか、気持ちを切り替えることができなくて、引きずってしまったって感じでした。バーディーを取りたいがために、力んでしまったりしちゃったかな。ホントに自分のメンタルの弱さを痛感しました」

 ――4連続ボギーの後、後半の1、3番ではバーディーを取りました。
 「その後の2番もそれなりのチャンスに付きましたし、3番でも取れたので、まだ、行けるっていうふうには思ってたんですけど、そっからボギーを打ってしまって、流れがなかなか……。ショットは凄く頑張ってたと思うんですけど、パッティングで読み切ることができなくて凄く悔しかったです」

 ――予選カットラインは意識した。
 「もちろん、してました。最近、カットライン争いしかしてないんで、ハハッ。慣れたもんなんですけど、それでもパッティングが決めきれなかったので、それで凄く悔しかったです。でもその後にもちゃんとチャンスをつくることができたので良かったです。最終ホールはもうホールインワンしかないと思っていたんですけど、力んでしまって、結局、引っ掛けるっていう最悪の終わり方ではあったんですけど、まあ、攻めた結果ではあるので、逃げるよりはいいかなっていうふうに捉えたいかなと思います」

 ――パットが決めきれなかった要因は。
 「私の癖として、決めたい距離についてしまうと、顔が上がるのが早くなって、フェースが開いて薄く当たって、スライスラインだったら右に外れちゃう、フックラインだったら切れるのが早くなって左に外れちゃう。きょうはそれが凄い出てしまったかなと思います」

 ――国内ツアー復帰初戦を総括すると。
 「スタートダッシュが凄い良かったので、いい流れで行きたかったんですけど、ホントに詰めの甘さが出てしまったなと思いますし、まだまだ、伸びしろはたくさんあるというふうに捉えて来週からまた、頑張れたらいいなと思います」
 「出直してきます。また、来週!」

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2021年7月17日のニュース