全英オープンきょう開幕 日本勢の熱い戦いを見逃すな!

[ 2021年7月15日 05:30 ]

国内賞金ランク1位で全英に臨む星野陸也
Photo By スポニチ

 男子ゴルフの「全英オープン」は15日、英国・ロイヤル・セントジョージズGCで開幕し、日本勢は星野陸也(25=フリー)、木下稜介(29=ハートランド)、金谷拓実(23=Yogibo)らが出場する。CS放送「ゴルフネットワーク」と動画配信サービス「ゴルフネットワークプラス」では4日間の全ラウンドを計47時間(延長を除く)にわたって生中継・同時配信。躍進を目指す日本勢と世界の強豪の戦いを、余すところなくお茶の間に届ける。

 日本のエース・松山英樹が不在の中で期待を担うのが星野だ。世界ランキングは松山に続く日本勢2番手で東京五輪出場が決まった。6月の全米オープンではメジャー3戦目で初めて決勝ラウンドに進み、自己最高の26位。「少しずつ世界(のレベル)が分かってきた」と収穫を得た。4月の関西オープン、5月のダイヤモンド・カップを制するなど、国内の賞金ランキングは1位。初出場となる全英は、松山に変わる〝日本の顔〟として世界の強豪に立ち向かう。

 日本勢で最も勢いに乗っているのは木下だ。6月のツアー選手権森ビル杯で初優勝を果たすと、続くダンロップ・スリクソン福島オープンも制した。初優勝からの2連勝は、日本人ではツアー初。松山、石川遼と同学年の29歳は「さらに自信がついた」とツアー9年目で本格化し、絶好のタイミングで初の海外メジャーを迎えた。

 東北福祉大で松山の後輩の金谷はアマチュアだった19年に続く出場。国内では4月の東建ホームメイト・カップでツアー通算3勝目を飾り、5月からは米ツアーと欧州ツアーに参戦している。5月の全米プロは「全然戦えるレベルじゃなかった」と強風に苦戦して予選落ち。強風が吹き荒れるリンクスは格好の雪辱の舞台となる。

 そのほか日本勢は、20年日本オープン覇者の稲森佑貴(26=国際スポーツ振興協会)が2度目の出場、今年のミズノ・オープン2位で出場権を獲得した永野竜太郎(33=フリー)は初の海外メジャーで躍進を狙う。海外勢では全米プロを制したフィル・ミケルソン(51=米国)が今年と同じコースの11年に2位に入っており、いいイメージを持って臨む。全米オープンでメジャー初優勝を果たしたジョン・ラーム(26=スペイン)は、マスターズで5位、全米プロでも8位に入るなど好調を維持。飛ばし屋のブライソン・デシャンボー(27=米国)がどんなショットを見せるのかも注目だ。

 会場のロイヤル・セントジョージズGCはロンドン中心部から車で約1時間半のサンドイッチにある。全英オープンの開催コースで最も南に位置し、スコットランド以外で初めての開催となった1894年のコースでもある。全英らしいケント海岸沿いに面したリンクスコースで、同じ方角を向いた連続したホールがないことが特徴。あらゆるショットで海風を攻略する必要がある。注目ホールは6番パー3の「メイデン」。ロイヤル・セントジョージズのシグネチャーホールであり、丘の斜面に沿って多くのギャラリーが見守る光景が見ものだ。


 ○…ゴルフネットワークでは、149回目を迎える伝統の大会を4日間計47時間生中継の圧倒的ボリュームで放送する。予選ラウンドから最終日の優勝が決まる瞬間までのプレーを網羅するのはもちろん、優勝者インタビューや歓喜に沸く表彰式の様子まで届ける。初日から3日目までは現役の男子プロをゲストに招き、初日は時松隆光、2日目は岩田寛、3日目は塚田陽亮が解説を行う。国際映像に加えてゴルフネットワーク独自のカメラを導入し日本人選手のプレーも随時追いかけるほか、各日再放送も充実しており、チャンネルを合わせたら全英オープンが堪能できる編成となっている。

◆放送スケジュール◆
<1日目>  7月15日(木)午後2時30分~翌午前4時
<2日目>  7月16日(金)午後2時30分~翌午前4時
<3日目>  7月17日(土)午後6時~翌午前4時
<最終日> 7月18日(日)午後5時~深夜3時
※延長・当日再放送あり、ゴルフネットワークプラスで同時配信

続きを表示

この記事のフォト

2021年7月15日のニュース