3カ月半ぶり国内ツアー復帰の渋野日向子が会見「米国で自分のゴルフを発見した。それを試せたら」

[ 2021年7月15日 13:56 ]

渋野日向子
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 女子ゴルフのGMOサマンサタバサ・グローバル・カップは16日から3日間、茨城・イーグルポイントGCで開催される。

 約3カ月半ぶりの国内ツアー復帰となる渋野日向子(22=サントリー)は15日、プロアマ戦に出場し、記者会見で意気込みを示した。

 3月のアクサ・レディースを最後に日本を離れ、米ツアーに参戦していた渋野にとっては約3カ月半ぶりの国内ツアー。「久しぶりなので楽しみな気持ちもある。(帰国後)2週間の隔離で練習ができていない。予選通過したい気持ちもあるけど、米国で自分のゴルフを発見したので、それを試せたら」と心境を語った。

 海外遠征ではメジャー3試合を含む7試合に出場した。メジャーのANAインスピレーション、全米女子オープンでは予選落ちを喫するなど優勝争いには加わることができなかったが「結果は凄くいいものではなかったけど、いろんな経験もできたし、足りないものも見つかった。3カ月前の日本の試合に比べたらショットの精度も上がった」と収穫を口にした。

 強調したのが全米女子プロ選手権での経験だ。第2日は終盤2ホールでバーディー、イーグルを奪いぎりぎりで予選を通過した。その後、キャディーが新型コロナ陽性となり決勝ラウンドは急きょ現地のキャディーとコンビを組んだ。慣れない環境から第3日は76を叩いたが、最終日は67と巻き返した。

 渋野は「全米女子オープンでは、自分のゴルフに対して諦めていた気持ちがあった。全米女子プロで残り2ホールで3つ伸ばせた。新しい自分になれたのかも知れない」と特にメンタル面での成長について言及した。

 出場が叶わなかった東京五輪については「選ばれなかったのは実力不足。悔しい気持ちもあるけど、できることはやったので今は前向きに捉えている。お休みの週なのでテレビで観戦したい。子どもの頃にやっていたソフトボールが復活するのも楽しみ」と話した。

 日本のファンが注目する国内復帰戦。初日は今年好調な稲見、小祝と同組になった。「勝ちまくっている2人なので、吸収できるところは取り入れて、負けないように頑張りたい」と力を込めた。

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2021年7月15日のニュース