バッハ氏イメージ一層低下と米紙 「中国の人々」の言い間違えを報道

[ 2021年7月14日 06:56 ]

 米紙ワシントン・ポスト電子版は13日、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が訪日後に初めて公の場で発言した際に「日本の人々」と言うべき場面で「中国の人々」と言い間違えたことを伝え「日本で既に危ういイメージに拍車を掛けた」と報じた。

 発言は東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長と13日に会談した際、安全な大会の開催の重要性を説いた際に出た。同紙はバッハ氏がすぐに自分のミスに気付いて「日本の人々」と言い直したことから日本語に通訳されなかったものの、「失言は日本メディアが取り上げ、ソーシャルメディアで反発を招いた」と紹介した。

 バッハ氏については「パンデミック(世界的大流行)のさなかにリスクがあるにもかかわらず、日本に五輪開催を強要したと多くの日本人は見なし、非難している」と指摘した。

 AP通信も13日「バッハ氏が先週東京に到着して以来、初めて公の場に姿を現した際、日本を中国と呼んだ」と伝えた。

続きを表示

2021年7月14日のニュース