バッハ会長 気持ちは既に北京五輪!?日本人を「チャイニーズ」と言い間違える

[ 2021年7月14日 05:30 ]

IOCのバッハ会長(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 東京五輪に備えて来日中の国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)が13日、大会組織委員会の橋本聖子会長(56)を表敬訪問した際、日本人を中国人と言い間違えるミスがあった。コロナ下での日本側の準備状況に感謝を述べたあと、「全ての人に安心安全な大会にする。全ての人とはアスリートであり、各国選手団であり、最も大事なのはチャイニーズピープル(中国人)…」と口にし、慌てて「ジャパニーズピープル(日本人)の安全です」と言い直した。

 バッハ会長は8日に来日。都内の高級ホテルで3日間の隔離生活を送り、12日から制限付きで行動可能となっていたが、本格活動初日から早速つまずいた形だ。言い間違える直前にも「東京、日本、世界に…」と口にしており、間違える方が難しいと言われても仕方がない。「チャイニーズピープル」はツイッターのトレンド上位に入り、ネットには「既に(来年2月の)北京五輪で頭がいっぱいなのでは」と中国とIOCの蜜月ぶりを皮肉るコメントも見られた。

 バッハ会長は14日に菅首相や小池都知事と会談予定。インターネットで1万8000人以上の反対署名が集まった16日の広島市訪問は同日のコーツ調整委員長の長崎訪問とともに、正式発表された。この日は言い間違えとしても、いつもの“KY発言”が続けば国民感情をさらに逆なですることになりかねない。

 【最近のIOC幹部“KY発言”】
 ▼4・21 バッハ会長が緊急事態宣言について「ゴールデンウイークに向けた限定的な対策。五輪とは関係ない」
 ▼5・21 コーツ副会長が緊急事態宣言でも五輪を開催するのか?と問われ「間違いなくイエス」
 ▼5・22 バッハ会長が「大会実現へいくつかの犠牲を払わなければならない」。誰の犠牲かとの批判にIOCが「日本の人々に対してではない」と説明
 ▼6・21 来日したコーツ副会長が隔離と制限付き行動を守っているとし「小池知事から特別表彰状をもらえると思う」
 ▼7・8 来日後にオンラインで5者協議参加のバッハ会長「緊急事態宣言とはどういうことなのか。五輪とパラリンピックにどんな影響をもたらすのか聞きたい」

続きを表示

2021年7月14日のニュース