パラカヌー・瀬立モニカ 自慢の三頭筋に「注目して」 “庭”で表彰台狙う「金メダルを獲る感覚がある」

[ 2021年7月12日 20:27 ]

自慢の筋肉を笑顔でアピールする瀬立モニカ 
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 東京パラリンピックのカヌー日本代表が12日、強化合宿を行っている石川県小松市木場潟カヌー競技場で練習を公開した。女子カヤックシングル200メートル(運動機能障害KL1)代表の瀬立モニカ(23=江東区協会)は75メートルの短距離トレーニングなどを実施。練習後に応じた取材では「金メダル獲得に向けて頑張る」と意気込んだ。

 この日は午前7時から競技場で汗を流した。インターバルトレーニングや75メートルの短距離練習でスタートダッシュを確認。「本番同様に緊張しながらスタートラインで集中して、一発目からしっかり前に飛び出す練習ができた。めちゃくちゃ良かった」と充実した表情で振り返った。

 週3回のウエートトレーニングの成果が手応えにつながっている。水をとらえるブレードのついたパドル(かい)でこぐ際に重要となる三頭筋を重点的に鍛え上げてきた。ディップスやサイドレイズ、フロントレイズを行い、三頭筋の大きさはリオ大会に出場した16年の29センチから5センチアップ。東京パラ本番でも「筋肉に注目してほしい」と笑いながらアピールした。

 初出場となった前回大会は8位に終わり、「悔しかったから頑張ることができている」とハードな練習に取り組む原動力に。東京パラでのレース会場となる江東区海の森水上競技場もメダル獲得へ追い風となる。江東区出身の瀬立にとっては「実家から車で20分くらい。庭ですね」と笑う。狙うは地元での頂点。「金メダルを獲る感覚がある。運やまぐれではなく、実力で確実に狙えるプランを組んでいる」と自信をのぞかせた。

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2021年7月12日のニュース