バスケ男子五輪代表 八村&馬場不在で浮き彫り…リバウンドに課題

[ 2021年7月12日 05:30 ]

バスケットボール男子国際強化試合   日本71―76フィンランド ( 2021年7月11日    沖縄アリーナ )

<フィンランド・日本>第2クオーター、相手ディフェンスに阻まれながらもシュートを狙う渡辺雄
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 東京五輪日本代表(世界ランク42位)がフィンランド(同32位)に71―76で敗れた。リバウンド数は相手の42を大きく下回る29とゴール下の戦いで圧倒され、9日のベルギー戦(同37位)に続く連敗。近日中に合流予定の八村塁(23=ウィザーズ)、馬場雄大(25=ユナイテッド)が不在の中、ゴール下の攻防に課題を残した。チームは16日にベルギー戦、18日にフランス戦(同7位)を行い、五輪本番を迎える。

 ゴール下の戦いで劣勢に立たされるのは織り込み済み。だが、想定以上のやられっぷりだった。日本は平均身長で4センチ以上高いフィンランドにパワーで押され、リバウンド数は29対42。オフェンスリバウンドは6対16と3倍近い差をつけられた。ラマス監督は「内容はそこまで最悪ではないが、リバウンドは結構取られた。改善しないといけない」と課題を口にした。

 大黒柱の渡辺雄が厳しいマークをかいくぐりチーム最多17得点を記録したが、チームは9日のベルギー戦に続く黒星。沖縄ラウンドは1勝2敗に終わった。五輪本番はさらに格上ぞろい。頼みの綱は近日中に合流する八村、馬場だ。2人の海外組が加われば、エドワーズ、渡辺雄、田中を含めた先発候補の平均身長は2メートル1。ゴール下の課題がクリアになる可能性はある。司令塔の田中は「塁、雄大が入れば状況は変わる。新たなセットプレーも入るので頭をフル回転させながらやりたい」と視線を上げた。

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