ジョコビッチがウィンブルドンで3連覇 9月の全米に勝てば史上3人目の年間グランドスラム

[ 2021年7月12日 07:34 ]

ウィンブルドン選手権で3連覇を果たしたジョコビッチ(AP)
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 テニスのウィンブルドン選手権最終日は11日に男子シングルス決勝を行い、世界ランク1位で第1シードのノバク・ジョコビッチ(34=セルビア)が第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(25=イタリア)を6―7、6―4、6―4、6―3で下して3連覇を達成。この大会で6回目の優勝を果たし、ロジャー・フェデラー(39=スイス)とラファエル・ナダル(35=スペイン)に並んで四大大会では男子最多の20勝に到達した。

 ツアー通算では85勝目で優勝賞金170万ポンド(約2億6000万円)を獲得。これで今季は全豪、全仏に続いて四大大会の3つを制覇し、9月の全米オープンに勝てばドン・バッジ(1938年=米国)とロッド・レーバー(オーストラリア=1962、69年)に続く史上3人目の「年間グランドスラム」の達成となるが、ジョコビッチは「自分は最高の選手だと思っている。そう思わなければグランドスラムに勝つ自信があるなどとは言えないし、歴史を作ることもできない」と力強く語っていた。

 ただし無観客になったことに対して落胆していた東京五輪に関しては「これから考える。五分五分だ」と出場は微妙。スタッフが同行できないことも影響を与えそうだ。

 2時間半におよんだ試合でベレッティーニは善戦。しかし女子シングルスを含めてイタリア勢初の大会制覇はならなかった。
 

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