脇本雄太「約束を守りたい」亡き母に誓う男子ケイリン金メダル

[ 2021年7月11日 16:29 ]

会見で意気込みを話す男子ケイリンの脇本(提供・日本自転車競技連盟)
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 東京五輪に出場する自転車トラックの日本代表が11日、オンライン会見を行った。発祥国として悲願の金メダルを狙う男子ケイリンの脇本雄太(日本競輪選手会)は「五輪のためだけに5年を費やしてきた」と闘志を高めた。

 高校時代に全国制覇を成し遂げた際に「次は世界一になりなさい」と語った母・幸子さんが11年7月、肝臓がんで他界。「母の言葉で五輪を目指すことになった。リオ出場にできて、20年東京五輪にも出場できる。母はメダルを獲ってほしいと思う。約束を守りたいと思っています」と力強く語った。

 首都圏での無観客開催が決まったが、静岡の伊豆ベロドロームは有観客開催の方向。「(観客が)実際に見て風を感じることができる。大きなチャンスをもらった。感謝の気持ちしかない」。声援を後押しに、自国開催でのバンクを駆け抜ける。

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2021年7月11日のニュース