堀琴音がプレーオフを制して涙のツアー初優勝　史上2組目の姉妹V　ニッポンハム・レディース

女子ゴルフツアー　ニッポンハム・レディース最終日 （ 2021年7月11日    北海道　桂GC＝6763ヤード、パー72 ）

＜ニッポンハムレディース・最終日＞女子ゴルフ2組目の姉妹優勝を飾り姉・堀奈津佳（左）と笑顔を見せる堀琴音（撮影・西尾　大助）
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　堀琴音（25＝ダイセル）が通算14アンダーで並んだ若林舞衣子（33＝ヨネックス）とのプレーオフを3ホール目で制し、ツアー初優勝を飾った。ツアー2勝の姉・奈津佳との姉妹優勝は福嶋晃子、浩子に次ぐ2組目の快挙。優勝インタビューでは「長かったです…。優勝できると思っていなかったので、優勝はこんなにうれしいんだなって思いました。復活できてよかったです」と声を震わせた。

　2位から最終ラウンドをスタートすると終盤の14、15番で連続バーディーを奪うなど5バーディー、ボギーなしの「67」をマーク。2打差を追いつき、プレーオフに持ちこんだ。18番パー4で行われたプレーオフでは3ホール目で堀が第2打をピン手前3メートルにつけ、バーディーこそ逃すも2パットのパー。ボギーだった若林に競り勝った。

　◇堀　琴音（ほり・ことね）1996年（平8）3月3日生まれ、徳島県徳島市出身の25歳。7歳でゴルフを始める。滝川二高を卒業後の14年プロテストに合格し、翌15年に賞金シードを獲得するなどLPGA新人賞。18年に賞金ランク114位に沈み、3年間保持したシードを喪失した。姉はツアー通算2勝の奈津佳（29）。1メートル63、53キロ。血液型A。