新田祐大「全てを懸ける」男子ケイリン悲願の金メダルへ決意

[ 2021年7月11日 15:57 ]

会見で抱負を語る男子ケイリンの新田(提供・日本自転車競技連盟)
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 東京五輪に出場する自転車トラックの日本代表が11日、オンライン会見を行った。発祥国として悲願の金メダルを狙う男子ケイリンの新田祐大(日本競輪選手会)は「五輪に向けて全てを懸けて調整してきた。ここに向けて挑んできた。集大成を披露できるようにしたい」と決意を示した。

 08年北京五輪で日本勢初となる銅メダルを獲得した永井清史の激走は今でも鮮明に覚えている。「その先輩の背中を見て育ってきた」と語り「まだ成し遂げられていない金メダルを獲得すること、結果を残すことに意味がある」と気持ちを高ぶらせた。

 首都圏での無観客開催が決まったが、静岡の伊豆ベロドロームは有観客開催の方向。「与えられた環境で戦えることに感謝している」と言う。5年間、極限までいじめ抜いてきた肉体、その過程で培われた強じんな精神力を大舞台で披露できる。東日本大震災で甚大な被害を受けた福島県出身でもあり「僕から伝えたいことはない。何かを感じ取ってくれたらうれしい」と語った。

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2021年7月11日のニュース