奈紗 単独首位死守、ボギー先行も修正 終盤4連続バーディーで粘った69

[ 2021年7月11日 02:30 ]

米女子ゴルフツアー マラソン・クラシック第2日 ( 2021年7月9日    オハイオ州 ハイランドメドーズGC=6578ヤード、パー71 )

第2ラウンドの17番、バンカーショットを放つ畑岡(AP)
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 単独首位から出た東京五輪代表の畑岡奈紗(22=アビームコンサルティング)は6バーディー、4ボギーの69で回って通算12アンダーとし、2位に2打差でトップを守った。65位で出た笹生優花(20=ICTSI)は67で回って4アンダーで28位に浮上した。上原彩子(37=モスバーガー)は1オーバーの80位、山口すず夏(20=環境ステーション)は7オーバーの132位でともに予選落ちした。

 単独首位を守った安ど感がにじむ。69でまとめた畑岡は「今日はスタートからボギーが先行して、なかなかリズムを取り戻せなかった。アンダーパーで終われて良かった」と胸をなで下ろした。

 米ツアー自己最少スコア61をマークした前日とは打って変わって、ショットが定まらなかった。スイング中、上半身に力が入りインパクトのタイミングが合わなかった。「途中で気づいて、リラックスしてやることを心掛けた」。修正すると精度が戻ってきた。

 13番のボギーで2位に後退したが、直後の14番パー3でスイッチオン。2メートルにつけて首位に返り咲き、15番は6メートルのパットを沈め、16番は1メートルにピタリ。パー5の17番はバンカーから寄せて4連続バーディーとし「最後の4連続バーディーは大きかった」と頬を緩めた。

 36ホール終了時点で首位に立つのは20年ショップライト・クラシック以来。リードは4打から2打に縮まったが、19年起亜クラシック以来のツアー4勝目の期待が高まる。「決勝(ラウンド)からが勝負だと思っている」と闘志を燃やした。

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2021年7月11日のニュース