橋本英也「気づけば5年」リオ落選…うつ症状乗り越え夢舞台へ 男子オムニアム代表

[ 2021年7月11日 15:19 ]

会見で笑顔を見せる男子オムニアム代表の橋本(提供・日本自転車競技連盟)
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 東京五輪に出場する自転車トラックの日本代表が11日、オンライン会見を行い、中距離の男子オムニアムでメダル獲得を狙う橋本英也(日本競輪選手会)は5年分の思いをペダルに乗せる覚悟を見せた。

 16年リオデジャネイロ五輪は代表から落選。「気づけば5年が経った。当時は五輪が僕の人生を変えると思っていた。うつになった」と振り返る。ケイリンやロードにも挑戦しながら、焦がれる舞台への切符を手に入れた。「視座が高くなった。五輪が全てではないとリラックスして臨めるようになったのがが成長」と道のりを語った。

 1日4種目をこなす過酷なオムニアム。「レース中の表情を見ていただけたら。苦しくなると口角が上がって、笑ったようにみえる。苦しい中でも笑っている表情を見てほしい」。真夏のバンクを笑顔で疾走する。

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