女子世界1位バーティがウィンブルドン初V 19年全仏以来4大大会2勝目

[ 2021年7月11日 05:30 ]

テニス ウィンブルドン選手権第12日 ( 2021年7月10日    英ロンドン・オールイングランド・クラブ )

ウィンブルドン初優勝を飾ったバーティ(AP)
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 女子シングルス決勝で第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)が第8シードのカロリナ・プリスコバ(チェコ)をフルセットの末に下し、初優勝を飾った。世界ランキング1位で25歳のバーティはオーストラリア勢として41年ぶりの優勝で、4大大会は19年全仏オープン以来となる通算2勝目。優勝賞金170万ポンド(約2億6000万円)を獲得した。

 バーティが世界ランキング1位の貫禄を示した。2年前のベスト16が最高だった「聖地」で頂点に駆け上がり、オーストラリア勢で1980年のイボンヌ・グーラゴング・コーリー以来、41年ぶりに芝の女王に輝いた。

 芝で効果的なスライスなど多彩なショットを武器に勝ち上がった。臀部(でんぶ)を痛めて2回戦を途中棄権した全仏オープンから短期間で復調。「サポートしてくれたチームに恩返ししたい」と、感謝の思いで戦い抜いた。2011年にウィンブルドン・ジュニアを制するなど若くして注目されたが、10代で燃え尽き、一度はクリケット選手に転身した。16年に復帰してからはツアー生活を楽しむ余裕も生まれ、成熟した25歳が思い出の地で栄冠をつかんだ。

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2021年7月11日のニュース