照ノ富士 さあ名古屋で綱獲り「あと一歩。全力出し切る」

[ 2021年5月25日 05:30 ]

優勝から一夜明け、リモート取材に応じた照ノ富士(日本相撲協会提供)
Photo By 提供写真

 心は早くも大目標へ向いている。大関として初優勝し、最高位が見えてきた。オンラインで会見した照ノ富士は「そこ(横綱)を目指して頑張ってきて、あと一歩のところまで来ている。全力を出し切って頑張りたい」。終始、表情を引き締めて優勝の余韻に浸る様子はあまりなかった。

 大関復帰場所を制するのは現行のカド番制度となった1969年名古屋場所以降で初の快挙だった。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)から「おめでとう」と言葉をかけられ、前夜は「ゆっくり休めました」という。

 綱獲りが懸かる次の名古屋場所(ドルフィンズアリーナ)は、昨年春場所(エディオンアリーナ大阪)以来、1年4カ月ぶりの地方場所となる。東京五輪が予定されている影響で、初日は例年よりも早い7月4日。今後の調整について「与えられていることはみんな一緒。普段やってきたことしか場所で出ないので、ちゃんと準備を整えて臨みたい」と意欲を語った。

続きを表示

2021年5月25日のニュース