バレー女子日本代表、タイにストレート快勝でVNL白星発進 荒木が14得点「良いスタート」

[ 2021年5月26日 00:40 ]

バレーボール ネーションズリーグ   日本3―0タイ ( 2021年5月25日    イタリア・リミニ )

荒木絵里香
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 火の鳥ニッポンが、今夏の東京五輪に向けてネーションズリーグ(VNL)で白星発進を飾った。世界ランク7位の女子日本代表は25日、同15位のタイとの開幕戦で3―0のストレート勝利。荒木絵里香主将(36=トヨタ車体)が両チーム最多14得点をマークする大暴れの活躍で快勝に導き「良いスタートが切れた」と手応えを語った。

 第1セットでは古賀紗理那(25=NEC)、黒後愛(22=東レ)の連続ブロックで流れを引き寄せ、25―15で先取。第2セットでは荒木が2本のサービスエースをマークし、25―17で奪った。その勢いのまま第3セットを25―16で連取した日本。セッターの籾井あき(20=JT)が、アタッカー陣に効果的にトスを配球し、黒後が13得点、古賀も12得点と攻撃のリズムがかみ合っていた。

 荒木は「ずっと、この大会と五輪に向けて長い合宿をしてきた。その成果が出せた」。次戦は、きょう26日に世界ランク1位の中国と激突。1日に行われたテスト大会ではストレート負けを喫した相手に意地を見せつけたい。

 VNLは16の国と地域が参加。1回総当たり方式の予選ラウンドを戦い、予選ラウンドの上位4チームが決勝ラウンドに進出し、セミファイナル、ファイナル(3位決定戦、決勝戦)を行う。今回はバブル方式で、無観客として実施。日本代表は男女ともに、今大会終了をもって東京五輪代表メンバー12人が決定する。選手たちにとってのサバイバルはこれからが佳境だ。

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2021年5月25日のニュース