丸川珠代五輪相、情報発信の難しさ吐露「ステークホルダーが複数…」

[ 2021年5月25日 16:46 ]

丸川珠代五輪相
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 丸川珠代五輪相が25日、閣議後会見を行った。

 新型コロナウイルスの収束が見通せない中、国際オリンピック委員会(IOC)、大会組織委員会、東京都、政府は「安全安心な大会を目指す」という言葉を繰り返すばかり。機運が高まらないまま、五輪開幕まで2カ月を切った。

 丸川五輪相は「正確な情報発信、そして、それが届く形で伝えるのことは大切。いろんなご意見もあると思いますし、そうした中で必ずしも十分、情報が伝わっていないと感じることもたくさんあります。私たちとしてはもっともっとたくさん、安全安心を担保する情報をお伝えしていきたいと思います」とした上で、「なにしろステークホルダー(利害関係者)が私ども以外にも複数いるわけでありまして。特にIOCと組織委員会と東京都、それぞれに立場がある中で、きちんと調整が整ったものでなければお伝えできないという私どもの苦しさもございます」と情報発信の難しさを吐露した。

 そして、「ただ、できる限りのことはしたいと思いまして、私からもさまざまな働きかけを行っているところでありまして。一歩一歩ではありますけれども、少なくともここまでは大丈夫だなという確信を持ってもらえる情報というのを1つ1つ、日本国民のみなさまはもちろんですけれども、この大会の行く末について注目していただいている世界のスポーツを愛するみなさま方に、またコロナの対応ということでいうと世界のあらゆる人たちが注目しているわけなので、安心していただける材料、情報としてより一層、お届けしていきたい」と話していた。

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2021年5月25日のニュース