スケボー白井空良 五輪予選最終戦の世界選手権へ「自分の滑りを」

[ 2021年5月25日 15:44 ]

6月の世界選手権に向け、オンライン取材に応じる白井
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 スケートボード男子ストリートで東京五輪出場が有力な白井空良(19=ムラサキスポーツ)が25日、オンラインで取材に応じ、6月2日開幕の世界選手権(イタリア・ローマ)に向けて意気込みを語った。

 23日までの五輪予選大会デュー・ツアー(米アイオワ州)を回避した白井にとっては、約1年半ぶりの試合となる。昨年2月に負傷した左膝も完治し「ケガを忘れちゃうくらい調子が良くて良い感じです」と万全な様子。昨秋には自身が設計に携わったスケートパークが神奈川県寒川町に完成し、「パークができたおかげで今までしたことないくらい練習して、自分の中では良い時間だった。前より五輪に向けて凄く自信がついた」。2週間前から寒川町で一人暮らしも始め、より競技に専念する環境がそろった。

 デュー・ツアーは配信をチェックし、優勝したナイジャ・ヒューストン(米国)、2位の堀米雄斗(XFLAG)らライバルの滑りに「変わらずうまいと思った」としつつ、「見たことない技を全然やってこなかったので怖いですけど」と新技の“温存”を警戒。世界選手権では3位までに入ればこれまでの予選ランキングに関係なく五輪出場権を得ることができるが、白井はランキングでの出場もほぼ当確。五輪前の重要な実戦の場と位置付け、「順位も目指したいけどまずは自分の滑りをしたい。大会も全然やっていなくて忘れているし、反省点を持って帰りたいので、温存せずにやれるトリックはやろうと思います」と力を込めた。

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2021年5月25日のニュース