米フロリダ州で新規感染者が激減 昨年10月以来最少の1606人 ワクチン接種率は47%

[ 2021年5月25日 08:24 ]

プレーオフ参戦中のライトニングの選手たち(AP)
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 米フロリダ州(人口2148万人)の24日における新型コロナウイルスの新規感染者は1606人(死者27人)で、昨年10月12日(1533人)以来、最も少ない人数となった。検査での陽性率は3・75%。今年になって初めて3日連続で4%未満となり、マイアミ北部のフォートローダーデールを含むブロワード郡では2・72%にまで低下した。

 地元メディアによれば、フロリダ州は他の州と比較して“下げ止まり”が顕著だったが、現時点でワクチンを1回接種した人は全体の46・7%に相当する1003万5446人(完了したのは799万5844人)。ワクチン接種の進行とともにようやく各部門の数値の減少が見られるようになった。

 現在プレーオフの1回戦を戦っている北米アイスホッケーリーグ(NHL)の昨季王者ライトニングは、22日に同州タンパにある本拠地「アマリー・アリーナ」に収容能力の51%に相当する9762人の観客を動員して試合(対パンサーズ)を消化。タンパでは今季、移動の際に自主検疫が必要になるカナダ(トロント)を逃れてきたNBAのラプターズが無観客でホームゲームを行ってきたが、ワクチン接種が進むにつれて、ようやく室内競技でも“日常”が戻ってきている。

 フロリダ州では累計で全人口の約11%に当たる231万人が感染して3万6000人が死亡。今年の1月8日に1日で1万9000人の新規感染者を出したあとその数は減っていったが、3月から4月にかけていったんゆるやかな増加傾向(4月13日に9068人)を示していた。

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2021年5月25日のニュース