“火の鳥ニッポン”中田久美監督 延期でもらった時間「プラスの部分を生かせるような強化を」

[ 2021年4月19日 14:45 ]

バレボール全日本女子・中田久美監督
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 バレーボール女子日本代表の中田久美監督(55)が19日、オンラインで会見し、東京五輪に向けて「五輪が延期になったことによって戦力と考えていた選手が引退した。(延期は)プラスだけではないのは正直なところだが、時間をもらったことで若手が戦力として強化できているのはプラスになっている。このプラスの部分を生かせるような強化をしていきたいと思っています」と意気込みを語った。

 5月1日には東京五輪テスト大会(有明アリーナ)で世界ランク1位の中国と対戦する。19年W杯以降、国際試合を経験していない火の鳥ニッポンにとっては重要な強化試合となる。中田監督は「現時点でのチームの力を試したい。課題や修正が必要になってくると思うので、それを明確化して強化につなげたい」と展望した。

 今後はテスト大会、ネーションズリーグ(5月25日開幕、イタリア)の結果を踏まえて東京五輪代表12人の選考を行っていく。中田監督は「12人に残ることが大事だが、東京五輪でメダルを獲る目標達成には、世界に勝つためにはどういうことが必要なのか、チャレンジできる選手が最低条件になる」と話していた。

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2021年4月19日のニュース