笹生、米ツアー自己最高6位 初Vお預けも「いろいろ学べた1週間」

[ 2021年4月19日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー ロッテ選手権最終日 ( 2021年4月17日    ハワイ州 カポレイGC=6563ヤード、パー72 )

最終ラウンド、通算19アンダーで6位だった笹生(共同)
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 3位から出た笹生優花(19=ICTSI)は5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70で回り通算19アンダー、269で米ツアー自己最高の6位に入った。渋野日向子(22=サントリー)は70で13アンダーの33位。リディア・コ(23=ニュージーランド)が28アンダーで3年ぶりのツアー16勝目を挙げた。

 米ツアー初優勝には届かなかった。それでも笹生は「いい経験になった。いろいろ学べた1週間だった」と充実感をにじませた。

 「優勝争いはあまり考えず、今しなくてはいけないことに集中した」。1番で幸先よくバーディーを奪ったが、連日64で回った予選ラウンドでのショット、パットは影を潜め波に乗れない。8番は3パットのボギー。13番では1打目をバンカーに入れて次は出すだけ。3パットでダブルボギーを叩いた。しかし気持ちを切らさず18番は1・5メートルにつけてバーディーで締めた。

 「米国でプレーすることが夢」という憧れの舞台で着実にステップアップしている。昨年の全米女子オープン、2週前のANAインスピレーションは好位置で予選通過しながら失速した。今大会も決勝ラウンドは伸び悩んだものの、米ツアーで初めて4日間アンダーパーを並べて自己最高の6位で終えた。

 次戦は日本のメジャー、ワールドレディース・サロンパス・カップ(5月6~9日、茨城・茨城GC)。「世界一になりたい。学びながら一歩ずつ進むしかない」と視線を上げた。

 ▼優勝のリディア・コ もう勝てないと思う時期もあった。でも最近の(男子の)スピース、松山の復活勝利を見て勇気づけられた。東京五輪で再び国を代表して戦えることを楽しみにしている。

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