ウィザーズが連敗を5で阻止 リーグ全体首位のジャズを5年ぶりに撃破 八村は12得点 

[ 2021年3月19日 10:41 ]

ダンクを決めるウィザーズの八村(AP)
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 NBA東地区全体13位のウィザーズは18日、地元ワシントンDCでリーグ最高勝率を収めているジャズを131―122(前半64―46)で退けて15勝25敗。連敗を5でくい止めて球宴明けの後半戦で初勝利を挙げた。このカードでの連敗も9で阻止。2016年2月18日(○103―87)以来、5年1カ月ぶりに苦手にしていた“難敵”をなぎ倒した。

 ブラドリー・ビール(27)が43得点を稼げば(40得点以上は今季5回目)、ラッセル・ウエストブルック(32)は35得点、15リバウンド、13アシストで2試合連続今季13回目のトリプルダブルを達成。第2Q終盤でこの試合最大となる24点差をつけ(2回)、第4Qでは序盤の20点差を一時7点差まで詰められたが逃げ切った。

 八村塁(23)は今季自己最長の39分出場してフィールドゴール(FG)を10本中5本決めて12得点と7リバウンドをマーク。2点差で敗れた前日のキングス戦でのチームFG成功率は48・9%だったがジャズ戦では54・7%に達し、ビールは24本中16本、ウエストブルックは23本中12本を成功させた。対戦時に勝率5割以上だったチームからは今季10勝目。ウィザーズ自体は今季一度も勝率5割を超えていないが、「格上」と見られている相手には好成績を収めている。

 ジャズは29勝11敗。球宴に出場したドノバン・ミッチェル(24)が42得点、ジョー・イングルス(33)が8本の3点シュートなどで34得点(いずれも自己最多)を挙げたが、センターのルディー・ゴベア(28)は10得点と13リバウンド、2ブロックショットを記録しながらも今季の成功率が61・0%だったフリースローを10本中8本失敗。チーム全体でも28本中12本をミスしており、これがスコアに影響を与える結果となった。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場10分55秒=8得点)
(1)53秒・右サイドからドリブルで正面からペイント内。ステップバックからイングルスをかわしてジャンプシュート=○(アシスト・ビール)
(2)3分7秒・左ローポストからイングルスに対してのパワープレー。ベースライン際をドライブしてレイアップ=○
(3)6分10秒・速攻からウエストブルックのロングパスを受けてゴール下=○(アシスト・ウエストブルック)
*フリースロー2本=○○
(4)9分17秒・ペイント内でステップバックからジャンプシュート=×
 ▼第2Q(出場4分14秒=無得点)
(5)8分31秒・左エルボー付近からジャンプシュート=×
 ▼第3Q(出場12分=4得点)
(6)49秒・インサイドにカット。ウエストブルックからのパスをもらってゴール下でシュートを試みたがゴベアにブロックされる=×
(7)1分59秒・左エルボー付近からステップバックでジャンプシュート=×
(8)9分6秒・速攻からアリウープ=○(アシスト・ウエストブルック)
(9)10分16秒・ウエストブルックのスティールから速攻でダンク=○(アシスト・ウエストブルック)
 ▼第4Q(出場12分=無得点)
*2分14秒・ゴベアのテクニカルよるFT1本=×
(10)5分35秒・右エルボーからプルアップでジャンプシュート=×

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