五輪事前合宿の自治体受け入れ断念に海外から懸念の声 橋本会長「不安がないような配慮を」

[ 2021年3月19日 18:23 ]

東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)が19日、都内で定例会見を行った。

 大会前に海外選手らが日本で調整するホストタウンなどでの事前合宿を巡り、新型コロナウイルスの影響で受け入れを断念する自治体が相次いでいることについて、橋本会長は「コロナ対策の準備や経費、そういったものが難しく、辞退をせざるをえない状況の自治体が出てきたのは承知している」と言及。海外からは受け入れ先に関して懸念の声が挙がっているという。

 夏冬両五輪に通算7出場している橋本会長は「私自身も直前になって合宿地の変更があったり、さまざまな理由で受け入れることができないという経験をしてきた」と語り、「海外のアスリートの皆様が不安にならないような配慮も重要。どのように受け入れるのか、代替があるのか、国と情報共有しながら問題点を明確に把握して何ができるかを考えていきたい」と述べた。

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