橋本聖子会長、コロナ下での東京五輪開催に「新しい市場拡大見いだせる」

[ 2021年3月19日 17:27 ]

東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長
Photo By スポニチ

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)が19日、都内で定例会見を行った。

 25日には聖火リレーが福島県の楢葉町と広野町にまたがる「Jヴィレッジ」からスタートする。組織委は各自治体と連携して密集を回避した観戦を呼びかけており、議論されている海外からの観客受け入れも含めて感染症対策と機運醸成のバランスが課題となっているが、橋本会長は「安心、安全を最優先に考えること、全ての国民と世界のみなさまにとって一番重要なのがコロナ対策と考えています」と強調した。

 その上で「1年延期してコロナ下でどれだけ大きなものを価値として見出していけるのか、それは東京大会に課せられた大きな課題と思ってきました」と語り、「新しい情報、見せ方によって日本の素晴らしいテクノロジーがさらにクローズアップされるチャンスも得ることができる。スポーツの良さを見せようとしたときに新しい市場拡大が見いだせる。東京大会がさまざまな分野で変革するきっかけになれば」とコロナ下での開催を転換期とする社会の動きに期待を寄せた。

続きを表示

2021年3月19日のニュース