堀島行真がデュアルモーグルで銅メダル フリースタイル世界選手権

[ 2021年3月9日 20:41 ]

フリースタイルスキー世界選手権 ( 2021年3月9日    カザフスタン・アルマトイ )

 フリースタイルスキーの世界選手権デュアルモーグル男子で3位に入り表彰台に立つ堀島行真(右)=アルマトイ(FIS提供・共同)
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 非五輪種目のデュアルモーグルで、2大会ぶりの優勝を狙った堀島行真(23=トヨタ自動車)が銅メダルを獲得した。準決勝で堀島を下したミカエル・キングズベリー(28=カナダ)が2大会連続の2冠を達成した。

 銅メダルを争ったケリー(カナダ)が途中棄権した中、日本のエースは集中を切らさなかった。中盤のターンでバランスを崩しながらも耐えてフィニッシュ。前日のモーグルは予選敗退に終わっただけに「気持ちは下がっていたけど、やってきたことを思い出して何とか持ちこたえることができた」とうなずいた。

 準決勝で絶対王者・キングズベリーと今季初マッチアップも、第1エアの着地が大きく乱れて立て直せず、第2エア手前で転倒。骨折から復帰したばかりのライバルに屈したが、3位決定戦では切り替えた。他の選手と同様に難コースに苦戦しながらも、17年大会2冠の実力者として力を示した。

 今季はW杯開幕戦を制したものの、2戦目以降は表彰台に立てず満足のいく結果は出せていない。「世界のライバル選手の技術が上がっていることが焦りになっていて、周りの選手がうまくなっているのを見て大会や練習の時に思うようにいかなかったりする」と語っていたが、北京五輪プレシーズンの世界選手権で2大会ぶりのメダルを手にし、手応えを得た様子だった。

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2021年3月9日のニュース