松山は18位 強風下で粘った、ショット手応え「徐々に良くなっている」

[ 2021年3月9日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー アーノルド・パーマー招待最終日 ( 2021年3月7日    フロリダ州 ベイヒル・クラブ=7466ヤード、パー72 )

アーノルド・パーマー招待最終ラウンド、通算2アンダーでホールアウトする松山
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 35位から出た松山英樹(29=LEXUS)は4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72で回り通算2アンダーで18位となった。ブライソン・デシャンボー(27=米国)がこの日最少の71をマークし通算11アンダーで昨年9月の全米オープンに続く今季ツアー2勝目、通算8勝目を挙げた。

 10メートル以上の強風が吹く中で松山は粘り強くプレーした。ティーショットはフェアウエーを3度しか外さず「ショットは徐々に良くなっている。この風の中でも安定して打てているところもあった」と話した。8、12、13番で4メートルのパットを決めるなど4バーディーを奪った。15番は第1打がバンカーの縁近くに埋まる不運に見舞われ、一度で脱出できずボギーとしたが、16番で取り返した。18番で第2打を池に入れてダブルボギーを叩いたが、順位を上げて終えた。次戦に向けて「もう少しパットが良くなれば、優勝争いに絡んでいける」と手応えをにじませた。

 《飛距離生かしたデシャンボーV》デシャンボーが抜群の飛距離を生かして今季2勝目を挙げた。大きな池を左に回り込む6番では第3日に続いて対岸のグリーンを狙いドライバーを強振。追い風に乗った球は377ヤード先のバンカーに達し観衆を沸かせた。この日は入院中のタイガー・ウッズ(米国)からメッセージが届いた。「事故で大変なのに僕のことを考えてくれるなんて」と喜びを力に変え「パーマー氏の大会で(8度優勝の)タイガーと同じように勝ててうれしい」と笑顔を見せた。

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2021年3月9日のニュース