東関部屋 後任探し難航、存続危く 春場所後にも八角部屋の吸収が有力視

[ 2021年3月9日 13:14 ]

両国国技館
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 大相撲の東関部屋の存続が微妙な状況となってきた。同部屋は、09年に師匠となった先代東関親方(元幕内・潮丸)が2019年12月に41歳で死去。八角部屋預かりを経て、20年1月30日付で当時部屋付きだった振分親方(元小結・高見盛)が継承した。関係者の話では、同親方は師匠となることに難色を示したこともあり、「暫定」期間を設定。所属する高砂一門内の後任探しは難航し、部屋を閉鎖する可能性が高まった。春場所後にも八角部屋の吸収が有力視されている。

 東関部屋は、ハワイ出身の元関脇・高見山が86年2月に高砂部屋から独立し、外国出身者として初めて部屋を構えた。横綱・曙を育てあげるなど功績を残し09年に定年。先代東関親方が継承し、18年には墨田区東駒形から葛飾区柴又に移転した。

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2021年3月9日のニュース