元ラグビー日本代表・大野氏、故郷・福島には「まだまだ支援が必要な人たくさんいる」

[ 2021年3月9日 05:30 ]

東京都立府中けやきの森学園にラグビーボールを贈呈した東芝の大野均氏(右端)(C)TOSHIBA BRAVE LUPUS
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 ラグビー界のレジェンドも、故郷・福島に元気を届ける。トップリーグの東芝で普及担当を務める大野均氏(42)が8日、活動拠点の東京都府中市にある府中けやきの森学園で行われたボール贈呈式に出席。チームを代表してボール15個を届けた代表歴代最多の98キャップホルダーは、「まずはボールに触れ、ラグビーの楽しさを感じてもらいたい」と熱い思いも届けた。

 震災から丸10年。郡山市出身の大野氏は「10年たって、復興が進んでいると思われがちだが、まだまだ支援が必要な人はたくさんいる」と訴える。現状では帰省や普及活動にも制限があるが、「少しでもラグビーを通じて元気を届けられたら。個人としては福島にも(ボールを)届けたいと思う」と話した。

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2021年3月9日のニュース