23年ラグビーW杯日程発表、日本第2戦はイングランド 8強の前回そっくり、弱→強→弱→強

[ 2021年2月27日 05:30 ]

日本代表のジョセフ・ヘッドコーチ
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 国際統括団体ワールドラグビー(WR)は26日、23年W杯フランス大会の試合日程を発表し、1次リーグD組の日本は9月17日の第2戦でイングランドと、10月8日の第4戦でアルゼンチンと対戦することが決まった。同組2強との対戦が2、4戦目となるのは、第2戦でアイルランド、第4戦でスコットランドと対戦した19年日本大会と同じ。“吉兆”日程を追い風に、2大会連続の8強入りを目指す。

 試合日程発表後、オンライン会見に臨んだ日本ラグビー協会の藤井雄一郎ナショナルチームディレクターは「前回も同じような形で、一番強いであろうチームと2番目に対戦して、最初の試合が順位が下のチーム。前回同様の調整の仕方でいいので、コーチ陣はやりやすい」と歓迎した。

 19年日本大会ではロシア、アイルランド、サモア、スコットランドの順に対戦。2年後、2戦目に北半球で唯一優勝を経験しているイングランド、4戦目に昨年はニュージーランドにも勝ったアルゼンチンと対戦する順序は、まさに2年前の“ビクトリーロード”をほうふつさせる。藤井氏は「一番いい並び。上(準々決勝)に行けるかどうかの試合を最後に残すのは、気持ち的にもチャレンジできる」と精神面でもベストだと強調した。

 現在はニュージーランド滞在中のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチは日本協会を通じて「17年のトンガ戦の際に準備も含めてトゥールーズに滞在し、街にも精通しているのは好材料」とコメントした。第1、第3戦会場のトゥールーズを含め、1次リーグ3試合と準々決勝の4試合は、いずれも温暖でラグビー熱の高い南部が舞台。移動負担が少ないのもメリットで、今後は合宿地の選定に入る。

 23日にWRが発表していた通り、日本には全ての試合で中6日以上の試合間隔が確保された。藤井氏は「しっかりした休養と、戦略戦術の落とし込みが必要。特に日本にとって、回復は重要」と歓迎する。全てが願ったりかなったりの日程を追い風に、「行ったことのない順位まで行く」という目標へ突き進む。

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