活動再開は今月8日 逆境もトヨタ自動車クロンHC「2位になるためにリーグを戦っているわけではない」

[ 2021年2月15日 19:06 ]

オンライン取材に応じたトヨタ自動車のサイモン・クロン・ヘッドコーチ
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 ラグビートップリーグ(TL)トヨタ自動車のサイモン・クロン・ヘッドコーチ(HC)、共同主将のフランカー、キアラン・リード、SH茂野海人が15日、オンラインでの合同取材会に臨み、TLラストシーズンに懸ける意気込みなどを語った。

 トヨタ自動車は選手・スタッフに複数の新型コロナ陽性者が出て、1月中旬からチーム活動を停止。活動再開も2月8日と、陽性者が出たチームで最も遅かった。シーズンへの影響が懸念されるが、クロンHCは「自粛期間が多少長かった面はあるが、フィールドに戻ってからは、いい形になっている」と強調。悲願のリーグ初制覇へ「2位になるためにリーグを戦っているわけではない」と力強く言い切った。

 今季は日本代表No・8姫野和樹がスーパーラグビーのハイランダーズ(ニュージーランド)へ期限付き移籍したため不在。ただオーストラリア代表主将のマイケル・フーパーが新加入し、リードや南アフリカ代表FBウィリー・ルルーら大物外国出身選手が揃う。戦力的にも充実しており、リードも「チームに価値を与えてくれている。(コロナ禍で)チームディナーなどはできないが、いい関係を築けている」と代表ではライバルだったフーパーの加入を歓迎した。

 20日の開幕戦では東芝と対戦する。茂野は「全員で同じ方向を向き、同じ絵を見て勝利したい」とチーム一丸での白星発進を誓った。

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2021年2月15日のニュース