八村がダンク4発! 第3Qには1分53秒間で圧巻の3発 ウィザーズ今季最少失点で7勝目

[ 2021年2月15日 05:41 ]

セルティクスのタイスをかわしてダンクを決めるウィザーズの八村(AP)
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 ウィザーズの八村塁(23)が14日に地元ワシントンDCで行われたセルティクス戦で22分出場し、第3Qの3発を含む4発のダンクをたたき込んで15得点をマーク。得点部門で1位(32・8)に立っているブラドリー・ビール(27)も35得点を挙げ、チームは109―91(前半55―43)で3試合ぶりに白星を挙げて今季の成績の7勝17敗とした。

 八村は点差が開いたために第3Qまでの出場だったが、フィールドゴール(FG)を9本中5本成功させ(3点シュートは2本とも失敗)、5リバウンドに加えてアシストとスティールも1つずつ記録。第2Qにはゴール下でシュートをねじこんだ際にセルティクスのダニエル・タイス(28)の反則を誘って3点プレーを成立させた。

 第3Qに入るとビールらがボールをムーブさせる中での“フィニッシャー”を務め、3分59秒から1分53秒間でダンクを3発たたきこんでチームの士気を鼓舞。この時点でウィザーズは24点のリードを奪った。

 ウィザーズは12日のニックス戦で初先発を果たした2季目のガード、ギャリソン・マシューズ(24)と、ここのところローテーションから外れていたセンターのモー・バグナー(23)を先発で起用。これが今季23試合で17パターン目の先発オーダーとなるなどスコット・ブルックス監督(55)は頭を悩ませる?日々が続いているが、マシューズは無得点に終わったとは言え、バグナーの起用は成功。八村への2アシストを含め11得点と4リバウンド、2アシスト、2スティール、1ブロックショットを記録して勝利に貢献した。

 ウィザーズの3点シュートの成功は30本中7本(成功率23・2%)と精度を欠いたが、ここ4日間で3試合目となったセルティクスも35本中9本(同25・7%)。ウィザーズの今季平均失点(120・3)はリーグ・ワーストながら、この日は今季最少の91失点(100失点未満は初)で勝利を収めた。

 ラッセル・ウエストブルック(32)は13得点、9リバウンド、11アシスト。出場した自身の連敗を「5」でくい止め、ウィザーズでは3勝目(14敗)を挙げた。

 八村が4得点を記録した第1Qは29―22で1月26日のロケッツ戦(29―26)以来、11試合ぶりにオープニング・クオーターでリード(今季8回目)。前半の43失点は今季2番目に少なく、その前半でリードしたのは1月11日のサンズ戦(68―42)以来、13試合ぶり今季4回目となった。

 セルティクスはここ5戦で4敗目を喫して13勝13敗。W杯中国大会の米国代表だったケンバ・ウォーカー(30)とジェイレン・ブラウン(24)がともに25得点を挙げたものの、今季26・6得点(リーグ10位)をマークしていたジェイソン・テータム(22)は6得点に終わり、今季初めて得点がひとケタにとどまった。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場9分45秒=4得点)
(1)38秒・プルアップからステップバックでジャンプシュート=×
*3分32秒・フリースロー2本=〇〇
(2)4分17秒・左のコーナーからインサイドに飛び込み、バグナーからパスを受けてゴール下で左手でダンク=〇(アシスト・バグナー)
(3)7分40秒・ペイント内でターンアラウンドからジャンプシュート=×
 ▼第2Q(出場5分28秒=5得点)
*8分28秒・フリースロー2本=〇〇
(4)8分57秒・右サイドから3点シュート=×
(5)9分1秒・ウエストブルックのオフェンス・リバウンドをつないでゴール下。タイスの反則を誘って3点プレー=〇(アシスト・ウエストブルック)
*9分1秒・フリースロー1本=〇
 ▼第3Q(出場7分5秒=6得点)
(6)3分38秒・正面やや右から3点シュート=×
(7)3分59秒・右サイドのビール→ペイント内のバグナーとパスをつないで左ベースライン際から飛び込んだ八村へ。左手でダンク=〇(アシスト・バグナー)
(8)4分45秒・速攻でビールの好アシストからダンク=〇(アシスト・ビール)
(9)5分52秒・右サイドからウエストブルックのスクリーンを利用してインサイドにカットして、ビールの好アシストからダンク=〇(アシスト・ビール)
 ▼第4Q(出場機会なし)

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